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「今日」のフリガナについて確認されてとまった話

3年ぶりに学習塾のお手伝いを頼まれた。
友だちが運営している
学習塾のお子さんたちに最後に会ったのは
コロナ前だった。

コロナで大変だったけど、
逆に受け入れ方へのメリットもあったよ。
いつも前向きで笑顔な彼女が大好きだ。

以前住んでいたマンションで
子どもの学年も違うのに
会えば立ち話して、
お互いおしゃべりマシンガンなのに
ぶつかり合わない、
むしろそこから愛を感じていた。

当時はベランダから外を歩く私を見つけると
どんなに遠くても笑顔で手を振ってくれて
どんだけ好きなの?私のこと、
なんて笑いながら
涙が出そうにホッとしたことを思い出す。

差別のない人だった。
発達に遅れのある子を育ててる私に
変な言葉をかけない人だった。

引っ越しても
連絡する人なんてそんないないのよ、私。
という彼女の頼みはありがたく引き受けたいが。

彼女が受け入れているお子様は
優秀なお子さんたちと思っているので

私に指導ができるとは思えないよ・・・と
返事をしても「だいじょうぶ」と笑顔で返してくれて悩むけど
ならやらせて!と引き受けた。

信頼されている。
そう思える彼女の気持ちがうれしい。

でも、行って目の前のお子さんと
向き合うと感じるんだ。
「この人だれ?勉強わかるの?」
と口にはしないけど
心もとない私へのまなざしが・・・ささる。

しかし、子どもの直感って素晴らしい!
と受け止めて
そう、私にいつもやってること教えてね!
さぁ一緒にやろうねと声をかける。

そう声をかけると、みんな
優しく教えてくれて、とってもかわいい。

2年生の子が漢字のドリルに取り組んだ。
「これは1年生で習ったから簡単なの!」
「おぉ!いいね楽勝だね!」

うん、丁寧にきれいな字。

「きょう」とひらがなで書くところで
「これは漢字で書ける!」
今日は~ってよく使うもんね、うんうん。

そこに「今は」と書いたので
あれ?何か抜けているよというと

あーそうだそうだ
「う」がぬけてる!
そういって「日」を書いてくれた。

「きょう」の「う」忘れてたとかわいい笑顔。
これ、「う」でしょ?

ごめん、先生説明できないけど。
「今」が「きょ」で
「日」が「う」ではなくて
2文字で「きょう」なんだよね・・・
調べておくね!次行こう。

調べましたよ~
「熟字訓」

日本語において漢字からなる単語に、単字単位ではなく熟字単位で訓読み(訓)を当てたものである。それ故に、単字に分解してもそれぞれに熟字訓の要素は現れず、その読み方でも分節不可能なものが多い。

Wikipediaより

大人・下手・明後日・梅雨・小豆などなど
熟字訓は日常生活でたくさんありますね。

子どもたちはピュアなハートで
毎日、お勉強しています。
一コマ50分。
低学年の子が集中できるなんてすごい!

しかも学校終えたあとだよ?
お腹すいたね、
帰ったらおやつ?それとも夕飯?
と聞くとやっと笑顔になった子もいて

久しぶりの学び場は
刺激的で心が満たされました。
あぁいいなぁ
子どもたちと学ぶって楽しいな

ではまた。





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