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何かを感じずにはいられない話

先日、2009年9月2日放送されたNHK「こころの時代」
児童文学者 松居直さんの「言葉の力 生きる力」の再放送を観た。

福音館書店の編集長をされていた松居さんは
世界でも稀な月刊絵本「こどものとも」を創刊し子どもたちに素敵な宝物を残してくれている。

松居さんのお話が印象深いのでここに残します。

言葉は目には見えない、でも
聞いていると目に見えない世界が見えてくる

絵本は目に見えるように書くのが鉄則
そうしないと
子どもたちは絵本の世界に入れないから

絵と言葉が一体となり
生き生きと絵が動き出すために
絵本は大人が
子どもに読んであげてほしい

目で絵を読み
耳で読んでもらった言葉を聴いて
それが子どもの中でひとつになって
絵が動き出し
空想の世界へ入り
自分の世界へ入り込む

そうすることで
現実に戻ったとき
日常の世界の本質が見える

人間の善と悪は物語で語られる
そこで子どもたちが体験する
色々思う
心が動くことで心が育つ

むかしむかしあるところに・・・
このフレーズは
「これはおはなしですよ」という合図
どんな怖い話もお母さんからきけば大丈夫

お母さんが読んでくれた言葉が子どもに残り
生きていく力を持つ

丘の上のミニミニ図書館は
2022年11月1日にスタートしました。
この番組で2022年11月2日に松居直さんが
天国にいかれたことを知ります。

そして「こどものとも」のきっかけとなった
「母の友」の子どもにきかせる一日一話を
2022年12月にライブ配信で朗読していた私。

これは松居さんの想いが
どこからか私の心におりてきていたとしか
思えない!と
勝手ながら感じて胸があつくなりました。

昨日、松居直さんの息子さん
松居和さんの「ママがいい!」という本が届き
これから読みます。

読み終えたらミニミニ図書館におきます。

岸田総理大臣の
育休中の学び発言についても
しっかりと考えて
それぞれが思ったことを発言できる国に
しなくてはいけないと思います。

子どもたちはまず誰と
信頼関係を築くのか?
信頼関係なくして
子どもたちはよりより未来を
作れないと私は思います。

大人も子どもも
他の人に読んでもらい物語の世界へ入る
絵本体験をしてみませんか?

それでは、また。

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