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初心者webライターに老婆心から伝えたいこと

webライター歴8年目に突入した私。
私がwebライターを始めたことろ比較し、随分とwebライターの認知度が上がっているのを感じる。
それと同時にwebライター人口は増加。
認知度上昇時に起こる「情報不足による偏見やそれによる搾取」も行われているなぁと感じる。

インターネットを見ると、webライターの情報はたっぷり見つかるだろう。
だからこそ、どの情報を信じればいいのか迷う人も多いはず。
webライターの仕事とは「雑多な情報から正しい情報を拾い上げ、文章に落とし込むスキル」が求められる。
そのため、「どうしたらいいの~?誰か教えて~!」と他力本願な気持ちが強い人には向かない。

それでも、認知度が上がったからこそ「家にいながら月収30万円!」「正社員より稼げる!」的な情報が目に移り、魅力を感じる人もいるだろう。
そして「とりあえずやってみよう」と一定数がwebライターの世界に足を突っ込むのだ。

そこは止めない。
止めないが、8年間クラウドワークスを通じてwebライター業界を渡ってきた私に老婆心から言わせてほしい。

「初心者だから、低単価で当たり前」という説には大いに反発してほしい。

クラウドソーシングではwebライターの仕事がたくさんみつかる。
「初心者歓迎!」「丁寧に教えます!」という文言を見ると、ふらふらっと応募したくなるだろう。
誰だって、初めは不安だから歓迎される仕事から始めたいのは当然の心理だ。

しかし、単価だけはしっかり見てほしい。
「教えてあげる」を理由に、1文字0.1円以下というくっそ安い案件を振るクライアントには近づいてはいけない。
彼らがあなたに教える知識は、ネットを渡って行けば拾えるレベルの知識でしかない。
ド底辺案件については、以下の記事に詳細をまとめているので、是非読んでほしいと思う。

1記事50円の案件に手を出す前に初心者webライターにやってほしいこと|ききた|note

では、何から始めればいいのか?
とりあえず1週間くらいwebライターについての知識を真面目に学び、noteでいいのでポートフォリオを作り、その上で最低でも0.5円以上の案件から狙うことをお勧めする。
クラウドワークスなら文字単価を設定できるから「0.5円以上」の条件設定して探せば手っ取り早い。

webライターの知識については、書店にいけば良い本がいくらでもみつかるだろう。
中古でも構わないので、基本の文章力とSEOについて学べる本を1冊ずつ読めば充分だと思う。
webライターはワードプレスの仕事も多いが、これについては文章力とSEOの基本知識があれば、操作方法を教えてくれるクライアントはたくさんいるから心配ないと思う。
ワードプレスのブログは骨が折れるが、投稿編集は大して難しくない。
オフィスソフトのワードやパワーポイントがある程度使える人なら「あ、こんな感じか」と感覚でマスターできると思う。

あとは、応募するのみだ。
クラウドソーシングで仕事を探すwebライター人口はとても多い。
競争率はかなりのものである。
なので「たくさん受かったらどうしよう」と考えず、良さそうな案件があれば片っ端から応募応募応募!!!
なお、不明点があれば積極的に質問をするのがよい。
メッセージのやり取りを通じて、クライアントがまともにライターを雇う気があるか大抵はわかるものだ。
質問して丁寧で分かりやすい回答が速やかに送られてくるクライアントは、仕事上でもトラブルのリスクはかなり低いと経験から感じている。

ネットを見ていると「格安クライアントでもライターの役に立つことがある」という説がある。
しかし、人を人とも思わない格安クライアント(1文字0.2円以下)には「親切で優しい」人はいるが、クライアントとして適性がない場合が大多数だ。
そもそも、充分な報酬を用意できない時点で、本来その人は人を雇う力量がない。
それでも人が見つかってしまうクラウドソーシングの世界が、需要と供給を歪ませているのだと思う。

「私、実績ないし、雇ってもらえるだけでありがたい」という謙虚な気持ちは大切だが、自ら「自分は価値がない」と言っているような姿勢で仕事をするのも間違っている。

そう。webライターは仕事なのだ。
「教えてください♡」ではなく、最低限の知識と文章力を携えた上で、自分を評価し正当な報酬を用意してくれるクライアントと契約してほしい。
「なんでもいいから使ってくれるクライアント」と格安案件を受けるのではなく、最初の一歩を大事にしてほしい。

個人的には、1文字0.5円未満でライターを募集する行為がこっぱずかしいくらいの世界観を望んでいる。
逆を言えば「私の文字は1文字0.5円未満の価値しかない」と思うような人はライターにはなれないくらいのフィルターが必要だと思う。

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