土曜の鰻重【日々のこと】

土曜の昼過ぎ、妻が出かけた。
鰻を食べに。
今回、私はお留守番。
鰻は月初に食べている、月に2回は贅沢だ。
その時、妻も食べている。
妻は贅沢なのではない、鰻が好きなだけなのだ。

息子と食べに行っている。
私が調べて初めて行った、月初のお店に連続で。
気に入ったようで何よりだ。探した甲斐がありました。

息子とは、妻の息子であって、
私にとっては、私の妻の息子だ。
彼と初めて会った時、彼はすでに成人していて、
さすがに息子のようにとはいかない。
彼にしたって、私に父親を求めるわけもなく、
そもそも父親は、ちゃんとした人がいる。
彼にとって私は、母親の夫だ。

有難いことに関係は良好。
大人同士として付き合い、
父親でも息子でも兄貴でも弟でもおじさんでも甥っ子でもないけれど、
普通に家族だ。

今月は、お盆に会った。
だから今回、私はお留守番。
妻と会う時に、たまには私が居ない日があってもいい、あった方がいいと、
勝手に思っている。
大人同士であれ家族であれ、遠慮もあれば気遣いもする。
母親と二人だけだから話せることが、彼にも妻にも、
無い時は無いが、有る時は有るってことも、あるんじゃないかなーって、
やっぱり、勝手に思っている。

妻が彼に会うのは、今月2回目。
いや、お盆前の準備もいれると3回目になるんだっけ？
まぁ、2回でも3回でも、たくさんでもいい。
母親が息子に会うのは贅沢ではない、好きなだけなのだ。