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【珠洲市のキャンプ場を応援!】Pray for “Camping Spot Hamano”

アウトドア好き旅ライターのんびり風子です。
今回は、能登半島地震で被災した「キャンピングスポットハマノ(珠洲市)」がキャンプ場復興を目指してクラウドファンディング(クラファン)を始めた話題と私からのご協力のお願いです。

【要チェック!】Camping Spot Hamanoさんのクラファンページはコチラ↓
2/24(土)18:00スタート!

私たち夫婦とCamping Spot Hamanoさんとの馴れ初めは?

2024年元日に発生した能登半島地震。珠洲市は地震の揺れと津波で甚大な被害を受け、「キャンピングスポットハマノ」も例外ではなく、手作りで丁寧につくり上げられたキャンパーの楽園が痛々しいほどの姿に激変。

地震直後の様子

年末年始にかけ、常連キャンパーさんなどが宿泊しておりキャンプ場で被災された方もいらっしゃり、貴重な映像も残されています。

能登に行こう

私たち夫婦は2月10日にボランティア活動の調整で穴水町を訪ねる用事があり、近くに泊まることのできるキャンプ場を探しました。
迷惑をかけていはいけないので、本当は日帰りで行きたいところでしたが名古屋発で車で往復10時間かかります。
地震の後なので道路事情が悪くさらに時間がかかる見込み。
できればどこかで宿泊できたら・・・。
キャンプ場をネットで探すことにしました。
だめもとで問い合わせをしていたら、私たちを受け入れてくださるキャンプ場が見つかりました。
それが、Camping Spot Hamanoさんです。

本当に大丈夫?

キャンプ場のトイレも2階部分が損壊

電気はきている、水は出ないけど簡易トイレあり、道もがたがた。そんな状況でよければ来てくださいね、と優しいお言葉。
ご自身も被災していらっしゃるのに他人のことまで気を遣わせてしまうのは本当に心苦しかったのですが、お言葉に甘えることにしました。
あとからオーナーの奥様にききましたが、水も出ないっていっているのに奥能登までわざわざ来るなんて「ほんとに大丈夫?」って少し不思議に思ったそうです。
私たちも正直なところ「ほんとに大丈夫?」と思わなくなかったのですが(笑)、そこはB型夫婦。
場所さえ借りられれば、なんとかなりそう。とにかく行ってみようとなりました。
もちろん根拠があります。
強みは、ワイルドなキャンプ場での宿泊はもとより、オートキャンプ、徒歩キャンプ、テント泊登山・・・など、いろいろなスタイルでキャンプをしていること。
おかげさまで、水を入れるタンクも簡易トイレ、ポータブル電源も揃っています。
テントを張れなくても場所さえあれば、車にのっけているルーフテント。
それも無理なら車中泊もOK。
せめて、寝泊まりを許可していただける場所さえ確保できれば数日は過ごせる算段です。
中にはこの非常時に何ごとか!と快く思わない方もいると思います。
しかし、私たちはキャンプ大好き人間。
キャンプ場のオーナーさんに会って能登を応援している気持ちを「直接」伝えに行こうという思いがどんどん膨らみました。

おしゃれな洗面所
実際は綺麗に整ったトイレを使わせていただきました。
ありがとうございます!


奥能登のピースフルなキャンプ場

到着した日は穏やかな晴れ。
日本海というと荒々しい波とグレーの空をなんとなく想像してしまいますが見事にイメージは覆されました。
キャンプ場には青々とした芝生が広がり、眼前には広々とした海。
空気が澄んでいると3000m級の山々が連なる立山連峰まで見渡せます。
敷地内にはセンスのよい看板やデコレーション。
外国のリゾート地にいるような気持ちにさせてくれます。

南向きなので水平線から昇る朝日、オレンジ色に海を染める夕日も堪能できます。

早起きは三文の徳!極上の日の出ビュー
1日の疲れもほっと癒される日の入り


そして夜。空を見上げれば無数の星の煌めきに包まれます。
どこを向いても、一瞬、一瞬が素敵な思い出になっていく至福の場所。
私たちはすっかりハートをわしづかみにされてしまいました。
もちろん日本海側なので風のきつい日もあります。
それでも、やりすごせば、次の機会に来ればこのような楽園が待っていると思えば受け止められます。
むしろ何度でも来たくなりそう。

星空が綺麗で寝るのがもったいないほど

奔走するオーナー濱野夫妻

能登半島は3年連続で地震に見舞われ、それまで耐えていた家屋も今回の大きな地震でとうとう倒れてしまったというお宅もたくさんあります。
オーナーご夫婦の本業は瓦屋さんを営んでいらっしゃるので、地震の後は壊れた屋根の補修でブルーシートを何十枚もトラックに積んで駆け回る毎日です。
私たちがキャンプ場を利用させていただいている間にも何回も往復していらっしゃり頭の下がる思いでした。

キャンプ場にはところどころ地割れも見られます

オーナーの奥様とお話をしました。
自分たちの今後の生活・本業の瓦屋としての仕事・キャンプ場について先行きがわからず、「存続」か「閉鎖」か、能登に残るのか出ていくのか葛藤しているとのこと。
大切に築き上げてきたこんなに素敵なキャンプ場を手放すことになれば、どれほど心が痛むことか・・・
気丈に話をしてくださる奥様ですが、内心はどれほで心細く、つらいお気持ちだったでしょう。
その声をきくだけで涙がでます。
私と奥様は自然とハグをしていました。
今の私には言葉は何もなく、ハグの強さで気持ちを伝えるのが精一杯でした。
今回は1泊しかできませんでしたが、これからも精一杯応援したいという気持ちを持ってキャンプ場を後にしました。

クラウドファンディング開始!

珠洲ではほとんどの家屋が全壊もしくは全壊に近い状態で大きなダメージを受けています。
ホテルや民宿などの宿泊施設も壊滅的でわずかに残った施設は道路復旧や仮設住宅建設の作業員の方たちのために確保され、一般ボランティアの受入れ場所が不足し、思うように復旧作業が進んでいないのが現状です。
キャンプ場をいち早く整備すれば、駐車スペースも確保でき、一般ボランティアのベースとして提供できる、
そうすれば地域全体の復興にもはずみがつけられるはずと、濱野夫妻は考えます。
そこで、立ち上がったのがクラウドファンディング。
金額によってはステッカー、ドリップコーヒー、サイト使用無料チケットなどのリターンがあります。
詳しくは

私たちも応援します!珠洲市の復興を支えるキャンプ場

最後までお読みいただきありがとうございます。
ぜひ一緒に応援してください!

私たはキャンプ大好きな夫婦です。
能登にあるこの素敵なキャンプ場の存続を願って、これからも応援したいと思います。
こんなに素敵な場所ですから仲間を誘ってみんなといっしょにキャンプを楽しみたい。
そんなささやかな夢もあります。
また、ただ楽しむだけのキャンプ場ではなく、珠洲市の復興を支えるキャンプ場となりうる「Camping Spot Hamano」でもあります。

あなたの支えが、珠洲市復興のバネになります。
このキャンプ場にピンときた方、能登が大好きな方、ぜひクラウドファンディングにご協力ください。
情報の拡散だけでも嬉しいです。

Camping Spot Hamanoの詳細は

「Camping Spot Hamano」さんの活動の様子やクラウドファンディングの詳細はコチラで知ることができます。

・Instagram
https://www.instagram.com/camp.hamano/

・Facebook
https://www.facebook.com/CampingSpotHamano/

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