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れんげ荘シリーズ🪷


こんにちは、のなこです。
今日は本を読んでほっこりしたのでその気持ちを🍵💭

大好きな、もはやファンといっても差し支えないと思っている
群ようこさんの「れんげ荘」シリーズ。

たぶん毎年1月くらいに新刊が出てて、最新作の8作目も無事刊行されているようです。

私は7作目の「今日はいい天気ですね」を読みました。


今回は、どこまで読んだか忘れてて5作目6作目も一緒に借りて再読しました。

ふふふ、そんなゆるゆるなかんじでファンと名乗るなよと突っ込まれそうですが🙈

こうね、毎年待って待って、待ち侘びてるようにね、読むんじゃないんですよ。
気づいたら、あ、新しい本が出ていたと、ほっこり嬉しくなって図書館で借りるのです。
そんな距離感の本なのです。

物語の概要

月十万円で、心穏やかに楽しく暮らそう! ―――キョウコは、お愛想と夜更かしの日々から解放されるため、有名広告代理店を四十五歳で早期退職し、都内のふるい安アパート「れんげ荘」に引っ越した。そこには、六十歳すぎのおしゃれなクマガイさん、職業“旅人"という外国人好きのコナツさん・・・・・・と個性豊かな人々が暮らしていた。不便さと闘いながら、鳥の声や草の匂いを知り、丁寧に入れたお茶を飲む贅沢さを知る。ささやかな幸せを求める女性を描く長編小説。

角川春樹事務所HPより


いわゆるスローライフというものでしょうか。

キョウコさんの一般的な世のしがらみをすてて自分のペースで生きることを選ばれ、でも人としての矜持などはしっかり保たれていて、植物動物を愛で、今に満足し、過不足なく生きておられる姿。
欲もなく、なにかに依存するわけでもなく生きておられる姿が本当に本当に素敵で。

お金の使い方も素敵なんですよ。節制される部分とそうでない部分の分け方もよい。食べるものにはいいものを選び、お花を愛でる気持ちを忘れず、人へのプレゼントもきちんと。一見貧しい生活のようにみえるけど心は貧しくないんですよね。

こう書くとキョウコさんが達観してるようなすごい人のような感じがしますが、もちろん雑念もおありで、そこもまた人として味があって惹かれます。

そしてキョウコさんだけでなく、れんげ荘で出逢われる方々も、登場される方々も本当に素敵、、💭

キョウコさんの結婚への欲もなく、子どもへの欲もないところがまた素敵だなと思います。
子どもをもつことも、ある意味なんらかの欲になることも大いにあると思うので。少なくとも、私は子どもに少しでも幸せにと、そんな欲をもっています。
自分自身にだけ責任をもって生きておられるところにより惹かれるのかもしれない。潔いのです。 

キョウコさんと私の一方的な付き合い

れんげ荘の単行本が発売されたのは2009年。
私がこの本を読み出したのは2013年くらいだったと思うのですが、一緒にゆっくり歳を重ねるのもよいです。
キョウコさんも物語の中で生きているから、久しぶりに会えた!という感じがとてもよい。
そして新刊を待ち侘びている距離感ではなく、あら出ていたの、と旧友にたまたま出会えたような距離感なのも、またこの本らしくてよい。


円空

れんげ荘でお隣にすむチナツさんの山の麓で仏像を掘って暮らす別居婚の夫。尊敬される人は円空だそうです。
仏像を掘るのかー、円空誰だろうーとふわっと読んでいましたが、ある日出逢っちゃいました!
このポスター


https://www.aham.jp/exhibition/future/enku/images/pdf_ad_enku.pdf

大阪の阿倍野ハルカス美術館で円空展が行われるようですね。
これか!!!!とポスターの前で立ち止まり、にんまりしてしまいました☺️

https://www.aham.jp/exhibition/future/enku/


今日はそんな私の大好き群ようこさんの本のお話でした👏💐
末長く続いてほしい大切な本です📕






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