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天橋立と伊根町探訪

1泊2日の弾丸旅行・天橋立1日目は、すごい神社の高価なお守りを入手する目標を2年ぶりに達成したnonaka。早くも旅のミッションは完了だ。残る2日目は天橋立と伊根町の観光と洒落込むことにした。
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天橋立のお気に入りフード


2年前、天橋立を初めて訪れたときにとても気に入って、再訪するなら絶対に食べたいと思ったものがある。
1つが天橋立駅エリアにある「知恩寺文殊堂」のすぐそばの「café du pin 千歳」のワインソフト。2つめが同様にそこで提供しているサーディンサンド。
「café du pin 千歳」は天橋立ワイナリーが経営するカフェで、ここのソフトはノンアルなのにワインの風味がしっかりあり、甘さのバランスも絶妙なさっぱり美味しいソフトクリームだ。早速向かうと2年前とは変わりカフェでは現在取り扱いなし、ワイナリーでなら提供しているとのことだった。
がっかりしつつ、2年前も食べて気に入ったサーディンサンドとカフェラテを注文。このバンズが甘くてフワフワで、昔好きだったAfternoon Teaベーカリーの玄米パンを思い出す。このパンもワイナリー併設のベーカリーで買えるらしい。Afternoon Teaベーカリーが生活圏内にない今、それを購入して自宅で楽しむのも良さそう。それじゃあ2日目は、ワイナリーに行くか〜!

2年前に行けなかった創作和食の店に予約を入れたら、ネット情報から定休日が変わっていて行けないことが判明。縁がなくてショック〜

2日目。絶対やりたいことリストに従い、まずは天橋立ワイナリーにバスで向かう。バスだと湾をぐるっと迂回していくので、結構距離があり時間がかかる。ちなみにリストには当時「洋食を食べたい」とも書いていて、和食刺身に飽きていた様子がわかる。海の町、向いてないよ。

天橋立ワイナリー。レストランも併設しており、ランチはビュッフェ形式

バス停留所に止まると、歩道もない野っ原みたいな場所に降ろされてワイルドで笑った。店舗前にはこの旅の目的の1つ、ソフトクリームのオブジェがあり、期待が高まる。

目が釘付け

店内。まずはワインソフト!と意気込んでいたのに酒に目が釘付けの酒カスこと私。スパークリングワイン大好き!

そりゃ当然飲むだろ

60mlくらい?を200円で頒布してくださっている。葡萄の風味があり甘くて発泡していて美味しすぎる。持ち帰りたいけど販売していないので、速攻おかわりをキメた。

2年ぶり!ワインソフト。葡萄畑を眺めながら食す

ワインソフトもきちんと頼んだ。2年ぶりなので美味しかったという記憶を多少盛ったかな?などと思いつつ食べたが、やはり記憶通り美味しかった。甘味も強すぎず喉が渇かない感じが最高。
ベーカリーでは前述した米粉パンを4個購入。いいな、美味しくてグルテンフリーのテーブルロールを毎日気軽に買えるなんて、ここの近くに住む方々が羨ましい。さらに地元の農作物が売っているマルシェではニンニクとエビ餅、食べる辣油も購入した。こういう地元特産品に目がなくて、この後伊根町に行くというのに、つい買ってしまう。(ニンニクは低農薬なのに安かったから…)

天橋立ワイナリーで昼食をとり、バスに飛び乗る。ここから伊根町までバスを利用すると1時間かかってしまうが、知らない町の風景を眺めていると時間も気にならず飽きなかった。ところでこれから向かう観光地伊根町を、皆さんご存知だろうか?

縁もゆかりもないのに郷愁が謎に湧く伊根町へ


観光船から撮った伊根町

京都府北部に位置する漁業を営む町で、戸建の一階が舟置き場、2階が住居という舟屋が立ち並ぶ、ノスタルジックな観光名所である。写真で見た時に、あ〜〜〜昔テレビで見たことあるかも?あれは京都だったんだ、とうっすら記憶にあった土地が判明した。行ったこともない、ましてや初めて見る町並みなのに「懐かしい」と謎に思ってしまう興味深い土地である。ここを観光船と徒歩の両方で散策した。観光船からの眺めはやはり遠くて、町の全体像はわかるけれど、徒歩で舟屋を見ていく方が楽しかった。

日本家屋が立ち並び叙情がある

祖父も祖母も札幌に住んでいたので、私には子供の頃からいわゆる「田舎」や「帰省」というイベントがないのだけど、ここに降り立つと謎に「帰ってきた」感が湧く。幼い頃に見たアニメやテレビ情報の刷り込み的な影響なのだろうか? もしくは昔読んだ小説の舞台から情景を彷彿するのか。
地元にはない日本家屋が立ち並び、それを眺めて歩くだけでもう面白い。

地元では自生しないノウゼンカズラを見るとテンションが上がる

夏休みの数日間、こんな自然豊かで叙情的な町に帰省できたら楽しいだろうな〜、などと思いながら歩く。歩いて海に行けるなんて羨ましい。

紫陽花の奥には舟屋のガレージ
海の上に家が建っているのがすごい
のどかな景観! この景色を眺めながら素麺を食べたくなる
今も現存しているのがすごい

帰りの交通機関の予約に間に合わせるために、実は伊根町の滞在時間は2時間弱という、過酷なプランであった。道の駅にある海産物お土産コーナーを覗けなかったのが悔やまれる。旅行当日にバタバタと決めた行先だったので駆け足訪問になってしまったが、今度はもっと時間にゆとりを持って訪れたい。ここで食べるお鮨なんてめちゃくちゃ美味しそうなのに、私は絶対やりたいチェックリストにあった「洋食を食べたい」に従い、天橋立で昼を済ませて満腹になってしまっていた。なぜどこでも食べられる洋食を…。鮨屋や海鮮丼の看板を見てかなり後悔した。圧倒的に思慮と日々の徳が足りない。

でもこれからは大丈夫!
〜完〜

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