黒瀬直美先生の「第27回 今日も明日も授業道オンライン交流会『どうする?振り返り!?』」に参加した。自分のオンラインイベントをぶつけてしまったので、ブレイクアウトセッションには出られなかったものの、「ふりかえり」をどうするかについて、ふと思いついたのは、「生徒がふりかえりをする際に、ワークシートやGoogleフォームではなく、ChatGPTに書き込ませる」というアイデアである。
具体的には、授業の最後にChatGPTに対して「壁打ちリフレクション」をして、そのログをGoogle Classroomなどに提出させるという方法だ。
考えてみれば、「リフレクション」(反射)という言葉は、「壁打ち」と極めて類縁性が高い言葉であり、ChatGPTの「壁打ち」というのは、「リフレクション」に他ならないとも言えそうだ。
アイデアを形にしてみた。以下のプロンプトを投稿するところからリフレクションを始めると、それっぽい対話が実現する。(ChatGPT4の場合)
このあとにどのような対話が行われたのかは、ChatGPT4のログをご覧いただきたい。なかなかいい感じになっていて、プロンプトを改善するとそこそこ実用に耐えるものになりそうだ。
今のところChatGPT3.5ではうまく動かないので、現場ですぐに使うことはできないが。
一方、特別なプロンプトを作らず、ごく単純にリフレクションをしても、それなりの対話を実現することができる。
たとえば、以下のような感じだ。
少しばかりChatGPTが冗舌すぎて、生徒側に対して「圧」をかけている感じもあるが、これぐらいのやりとりであれば、許容範囲かもしれない。
あるいは、むしろこれぐらい語ってくれたほうが、生徒にとってのリフレクションが充実するかもしれない。
授業のふりかえり、単元のふりかえり、学期のふりかえりなど、ふりかえりの中身に応じてプロンプトを変えたり、ふりかえりを書く側の叙述内容が変わったりすると、それに応じてChatGPTの応答も変容するはずで、試していくにつれ、多くの可能性が見出されるに違いない。
今週の授業でさっそく試してみようと思っている。
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