【私が新卒だったころ】会社を食わせている人間か、会社に食わせてもらっている人間か。
新卒のころの話だ。
当時、毎日15時間くらい会社にいた。上司は大企業の体質が染みついた人間。体中の細胞が「昭和」で出来ているような人間。セクハラ、パワハラ、経費の使い込みは当たり前。それが問題だとも思ってない。(のちにそれが大きな問題になるのは私が会社を辞めたあとのお話)
クソみたいな上司だったけど、すごく印象的に残っている言葉がある。
「会社員には2つの人間しかいない。会社に食わせてもらっている人間か、会社を食わしている人間か。」
正直に言うと、「いやあんた確実に会社に食わせてもらってる人間だろ」とも今でも思うけど。
例え利益を提供できなくても、会社員でいる限りお給料が貰える。会社に食わせてもらい続けるのも、ひとつのやり方だ。逆にいくら仕事を頑張っていたって尽力していたって利益が出せない時もある。それが「悪」だととなえるつもりもない。
でも、社会人歴10年くらいになった今、この言葉は折に触れて思い出す。
私は今、どっちにいる?
どうせなら、やるなら、「会社を食わせている人間」でありたい。やり方があっているかもわからないけど。
この言葉をくれた上司を、決して尊敬していたわけでも好きだったわけでもない。だけど今でも私の指針になっている大事な言葉をくれたことには、感謝している。
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