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⭐️音楽はボーダーレス
私は大学時代、ホテルのラウンジでピアノ弾きのアルバイトをしていた。
当時の私は怖いもの知らずの無知な学生で、今思い返すと、恥ずかしくなるような幼稚な演奏をしていたと思う。
ある日、いつものように映画音楽や大好きなショパンを弾いていると「プラボー!!」と
店の奥のほうから白人の上品な感じの紳士が大きな拍手をしてくれた。あまりに大きな拍手だったので一瞬ビックリしてしまったが、お客様からそんな大きな拍手を頂いたのは初めてだったので、とても嬉しかったのを覚えている。
〝そうか、音楽は国籍に関係なく世界に通じるものなんだ“
その時私は初めて気づいた。
言葉がなくても世界中の人々と共感し合える世界…なんて素晴らしいのだろう!!
その気持ちは、音楽を教えることが仕事になった今も、変わらず持ち続けている。
ピアニストのルイ・レーリンクは『あなたがピアノを続けるべき11の理由』(p.80)の中で次のように言っている。
〜「ピアノは、言葉にならない感情を、年齢も国籍も越えて人に伝えられる」
音楽は言葉にならないような感情を、年齢も職業も飛び越えて、人に伝えられる力があります。人間はどこにいても、外見は違っても、みな同じように悲しみや喜びを感じています。
音楽はボーダーレス。
国や人種、世代もジェンダーも軽々と
越えてゆける。
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