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「やり方」と「あり方」を考える

 2022年が始まり早くも1週間が過ぎようとしている。
2022年も良い年だったと思えるように、1月に目標や行動指針を決める方々は多いのではないだろうか?

僕自身も2021年から2022年の年末年始の時間を使い、1年の棚卸しや改めて自分自身の価値観について振り返りを行なった。
そんな中自身の中で「問い」を立てることが出来る、素敵な言葉に出会った
ので紹介したいと思います。

”「やり方」と「あり方」を共に考え生きていく。”

幸いにもこの文章を読んでいただいた皆様には、タイトルにある「やり方」と「あり方」について自分自身で1度考える機会を取ってもらいたい。
(そしてもし良ければ、自身の結論など教えていただきたいと思う。)


「やり方」と「あり方」とは

 まずはそれぞれの捉え方について話していきたいと思います。

「やり方」•••スキルセットやノウハウ、体系化された方法論のこと
「あり方」•••何かを行うにあたって目的や意思決定を行うための価値観

主に何かを考えたり、行動を起こしたりするときは、この2つを頼りに自分自身で意思決定を行い、行動を起こし、アウトプットをしていると思います。

”「やり方」と「あり方」を共に考え生きていく。”

改めてこの言葉に出会ったとき、シンプルではあるものの、本質的な問いであったため、やはり「シンプルで洗練された言葉は深い問いをくれる。」と感じたことが印象として強く残っています。


「あり方」の重要性と両者のバランス感覚

 ではここからはこの言葉を経ての自身の考えや学びについて述べていきたいと思います。(自身の振り返りも込めて・・・)

「あり方」の重要性

 まず感じたことは「あり方」の重要性である。
この点について「社会」と「個人」の2軸から述べていきたいと思う。

「社会」

 今日の多様化した社会では、「普通」と言う言葉は既に陳腐化していると感じている。
多様なメデイアの存在により、情報伝達のスピードが圧倒的に早くなり、また自己表現の方法も多彩化した。
いわゆる以下のような社会一般的な「成功者」としての人間像は個々人の価値観の枠に当てはまらなくなっている。

「年収1000万以上」
「高層マンションに住む」
「年に何度か家族で海外旅行に行く」 など

 以上のような社会であることから自分自身にとっての、幸せや価値を「自身の中」から解として生み出し、決めることが重要となっていると考えています。

「個人」

 上記のような社会背景ではあるものの、会社に所属していると、「数字としての目標」や「本来手段であるはずのものが目的として、語られているお客様の課題」などに多分に触れることにより、働くうえでの自身の目的を見失い、目の前の課題を解決することだけに固執してしまうことが多いと感じる。

 そのため「なぜ働くのか?」や「自分はどうあるべきか?」など、自身が日々行なっている行動の意味を考える時間を定期的に設けるべきであると考えています。
また考えるにあたって自分に投げかけるべき、「問い」を持っておくということも重要だと考えます。

「やり方」と「あり方」のバランス感覚


 ここまで「あり方」の重要性について述べてきたが、ここからは少し視点を変えて話を展開していきたい。

”「やり方」よりも「あり方」”なのか?

 SNSなどを見ていると、「やり方」よりも「あり方」が重要なのでやり方は後から学べば良いという見解を見ることが、最近多いと感じているが果たしてそうなのだろうかと私は感じている。

僕の見解はこうだ。

"「やり方」と「あり方」"は共に重要である。

 当たり前のことを言っているように感じられるが、実はこの捉え方の違いは重要なのではないかと考えている。
「あり方」の重要性については先程述べたが、ではなぜ「あり方」と同様に「やり方」が重要だと考えるかを伝えたいと思います。

シンプルにまとめると以下の言葉に集約されます。

「できないこと」は「できない」し「知らないこと」は「知らない」

いわゆる「無知の知」と言う表現にも近いですが、結局自分が描く思いの総量は「それぞれの生きる世界の中で得た原体験」によって生まれると考えているからです。
そのため「やり方」を磨くことは、総じて「あり方」を磨くことでもあると考えています。

目的(あり方)のない手段(やり方)には虚しさを感じる。

一方で、

力(やり方)なき正義(あり方)にも虚無感を感じる。


今の自分を正しく見つめたうえで、多いに背伸びしている。
こんなことを思いながら、2022年を過ごしていきたいと思う。

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