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 今日は、僕の母の誕生日だ。
 何かにつけていつも助けてもらってばかりだが、今日くらいはゆっくり自分のことを考えて欲しいなと思っている。
 こんな毎日を過ごしている僕が、高いプレゼントを買って渡したって逆に気を遣うだろうし、物はもう欲しいが十分買える生活をしているだろうから、僕からは『今感じている自分の想い』を書いてみようと思う。

1.3人兄妹の真ん中にいた『僕』

 僕は今年で35歳になる。つまり、35年前にはまだ、母の腹の中に居たわけだ。2歳年上の兄が居て、3歳年下の妹がいる僕の兄妹がいることに何の不思議も無かったが、自分が親になり、2人の息子の父親として過ごすことでその偉大さを身をもって感じることが出来ている。 今振り返るとまぁまぁ色々な悪さをしていた『僕』だったが、反抗した訳でも無くただただ素直にいらんことばかりしてた『僕』を育てるのは苦労がいったと思う。 買ってもらった縄跳びを和室でやって割れた蛍光灯の雨を降らしたことも、テレビのCMで見た曲がる歯ブラシを曲げてみたところ誰も使う前にポキッと折っておもちゃ箱に隠したことも、電気のコンセントにピンセットを突っ込んで火花を散らしたことも、親の目線で考えるとゾッとする。 僕はきっと3人の中で一番『トラブル』の渦中にいることが多く、きっと苦労を掛けたのだろうなと思っている。 そんな僕が、高校生や大学生にもなって自分の部屋に籠る訳でも無くリビングでずっと過ごしていたことも、ずっと話し相手になってくれた母が居たからだと思う。 きっと「親に甘えてばかり居たらロクなことにならない!!」と身をもって知れたのは、僕がとことん『甘えて』いてもあぁだこうだ言わずに『自由』な人生を歩ませてくれたからだと思う。僕はある意味『ラッキー』が重なって今まで何とかやってきたが、『未来の大人』たちの人生は上手く導ける『教育者』になろうと思う。

2.専業主婦であった『母』

 子育てって本当に大変だなと毎日思う。それに『家事』もひたすら面倒だ。この仕事に変わって、僕は奥さんへの感謝を凄く感じた。僕が居ない時に何とかやってくれていたことで僕らは毎日生きることができた。
 掃除にしても、料理にしても、洗濯にしても、子育てにしても、収入ベースでどっちがやるかみたいに決めることは超ダサい社会システムだなと本気で思えたことやそれを毎日やってくれていた母への感謝も転職してさらに強く感じられるようになった。
 母には、もう金はあるんだからダスキンとかに任せて少しは休んでいいのになと思っている。

3.ライフステージを楽しんで

 いろいろ気になることはあるだろうが、やはり『子育て』は一旦終了した訳でゆっくりしてもらいたい。あとはこっちも必死でやるし、これからも何かとお世話になるだろうけど『孫の成長』を楽しんでもらえるように僕も頑張ろうと思う。
 
 僕の家には昔犬が居た。結構長生きしていたので大往生だったのだが、アイツも母のことが大好きだった。
 飼って来た次の日からゲージに入れることを辞め、「だってかわいそうだから!」と部屋中をウロウロさせて、家中をトイレだと認識して過ごしていたやんちゃ犬もやはり、僕と一緒で『甘えて育った家族』だ。

 そのうち、もう一人仕事も引退して家に『甘えて育った家族』が常駐する日が来るだろうが、そろそろ『厳しい夫育て』に力を入れてもいいのではないかと思っている。

 何より、元気でこれからも過ごして欲しい。
 誕生日おめでとう!!

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