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無事に(映画は公開されたので)杞憂だったけど、現実のほうがずっと

12月9日に無事に映画「ラーゲリより愛をこめて」が公開されましたね。本当によかった。関係者の皆様、キャストスタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。
長いこと宣伝期間もあったし、ウクライナのこともあり一時勝手に公開するかドキドキしていたけれど、無事にドキドキは杞憂に終わり、私も公開初日に見ることができました。

舞台挨拶の中継とつながった2回をそれぞれ拝見したのですが、舞台挨拶の内容が映画後の回と映画前の回とで全く違っていたのはびっくり。当たり前ですが、映画本編前の舞台挨拶はあまり映画の内容言えないもんね。学び。1回目の舞台挨拶では今回主人公となっている山本さんの息子さんからのお手紙が届き、それを寺尾聡さんが代読するという贅沢な会でした。
そして2回目の舞台挨拶中継つき上映は友達といってきたのだけども、正直1回目を見た後でかなり精神的にも体力的にも重かったので、舞台挨拶だけ見て席を立つことも考えていたのですが、1回目の最後に主演(推し)から「とにかくどこを切りとっても素晴らしい演技と映像」と言われ、2回目の挨拶の最後に「自分なりのペースでこの映画に向き合ってほしい」と言われ、そこまで言われたら見るか…っ(覚悟)。という気持ちで結局2回とも見ました。これから観る人に言いたいのはとにかく中島健人さんが光だということです。

雑誌の山が溜まっている

長い宣伝期間だったので、雑誌にもテレビにもラジオにもSNSにも、あらゆる媒体にたくさん役者の皆さんが出てくれまして、おかげで整理できていない雑誌が溜まりにたまっています。

その中の一つがニューズウィーク日本版なのですが、二宮さん2回目の表紙登場となっております。(前回は『硫黄島からの手紙』のとき)(戦争映画に呼ばれるとニューズウィークの表紙になる二宮和也、ちょっと面白い)

映画ではさらっと描写されているのでニューズウィークの瀬々監督の記事を読むまで気づかなかったのですが、今作の主人公となっている山本さんは学生時代社会主義にあこがれ活動家としても検挙されているそう。そしてその後、シベリアに抑留されています。当時の社会主義が持っていた革命や先進のイメージや影響力と、実際に当時の人たちが体験した現実を改めて考えさせられるエピソードでした。


今まで知らなかったことを知る機会に

ちなみに、みなさんご存じかわかりませんが、新宿の都庁前に平和祈念展示資料館という施設がありまして、そこに当時の資料が展示されています。東京の人たちは学校の授業で行ったりするのだろうか。
私は映画の公式Twitterがつぶやいていて初めて存在を知りました。

まあ、行きますよね。ファンとしては。

結局予定の関係で公開翌日に朝ちょっとだけ行ってきました。(無料で入れます)
明らかに学生風の女子二人が真剣に展示を見つめていて(当然だけど全く「キャ~♡」って雰囲気になる展示ではない)最後のほうに今回の映画の特設展示があるのですが、それも含めてとても真剣に見ていました。

わたしは今回のテーマになっている、本物の手紙やその前の常設展示などを拝見して、いろいろ考えたからなのかその日の夢に出てきてびっくりしました。
映画は本当に作りこまれていて、映画として可能な限り再現したものだと理解できたのはありがたかったけれど、それ以上に本当にあった当時の現実を目の当たりにしてとてもつらかった。だからこそ今回映画にした意味があるのだとも思ったけれども。


という、いろいろなパワーと影響力がある映画だなと感じました。
そんなこんなで、やはり推しは自分の世界を広げるなと思った出来事でした。
とにかく公開おめでとうございます!

2022年ももう終わってしまうけれど、今年も推しのおかげでちゃんと楽しく生きられました。そして来年はついに松本さんの大河が始まってしまう。あんなに遠いと思って大岡山の駅で泣いていたのに…。もうすぐだ!
(新潟に帰ったので、今回は映画公開のための久しぶりの東京遠征でした)

ありがとうございます。喜びます。