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いま、ディオニソス的…

​ルーブル美術館 アポロンの間



ギリシャ神話のオリンポス十二神

のなかにアポロン、ディオニソース

という神様がいる…

酒神ディオニソスは、ローマ神話では

バッカスと呼ばれる


アポロンは、芸術・予言の神

ディオニソスは、酒造・陶酔の神


アポロン的
ディオニソス的 とは…


ニーチェの著書『悲劇の誕生』
のなかで生まれた言葉…

アポロン的、 ディオニソス的


ニーチェは、アポロン的な造形芸術と
ディオニソス的な音楽芸術の融合による​『ギリシャ悲劇』こそが最高の芸術形態であるという…

その最高の芸術形態を破壊してしまったのが、ソクラテスらの弁証法哲学だと

プラトンやソクラテスらが説く、「人間の知性によって、あらゆる事物は認識できる」
という『楽天主義』によって、『ギリシャ悲劇』の魅力は消失してしまったのだと…


たしかに芸術とは、不条理、不合理の中からこそ生まれ出るのかもしれない…

怒りとか、狂気などとともに…



造形芸術と音楽芸術が融合した…
芸術の女神ミューズのような
創作あーちすと のん

ニーチェは、プラトンやソクラテス
を批判しつつ、その矛先は
近代の合理性偏重社会にあった
とも云われる…


しかしスピード、効率、生産性が
最優先の社会システムが、いま突然
変容しつつある。


新幹線やジェット機に乗らなくとも
リモートで、ビジネスが成立することが、実証されてしまった。


そして、既存の社会システムに
予期せぬ不条理、不合理が生まれた。

はからずも、近代化の頂点のような
​​この時代に起きた変容に、​生の根源
から​湧き出す​​​ディオニソス的な衝動
が​必要だと​予感するのは、​​​​気のせい
だろうか?


見えてることだけが、すべてじゃない…

​のん - ナマイキにスカート