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20210606 街の上で

109シネマズ川崎にて。

今泉力哉監督と若葉竜也さんの舞台挨拶目当てで2回目の鑑賞に。

展開や空気感がわかっていて気持ちに余裕がある分人々の表情をじっくり観察したり、その場の気まずい空気感をリアルに感じ取っておかしくなったりしながら観ていた。

1回目の鑑賞後に「愛がなんだ」を観たから、青の姿にナカハラを見てしまうのはこれはもう仕方がないこと。そういえば青も基本的に人に敬語を使って話してるからそこはナカハラと共通してるなーと思ったり。
イハに対して敬語で話してたのがタメ口になって、でも翌朝にはまた敬語で話したりと人との距離感を詰めるのが下手な所が青だなぁと思ってなんだかホッとした。
「街の上で」は若葉竜也の素晴らしさを堪能するのに最高の映画だ。

同じく「愛がなんだ」に出ていた成田凌。1度目はかっこよさに目が眩んでしまったけど、今回冷静に見てみると確かに監督が言ってたようになんか鼻につく感じが出てるな。笑い方とか目の伏せ方とか。
でも"演じてます感"が全くないから、もしかして成田凌って本当にこういう感じの人なのではと思ってしまう。素の成田凌としてラジオに出演してた時は素朴でかわいらしい人って印象だったのに俳優ってやっぱりすごいな。

女性陣でいうと前回はイハに全て持っていかれた感じだったけど、今回は雪がスクリーンに映る度に胸がドキドキしてやられっぱなしだった。穂志もえかさんの舞台挨拶行きたかった〜!!
お人形さんみたいにかわいらしい顔をしているのに所々イラついて悪い顔が出ている所とか、ポイっと投げるような素っ気ない話し方をする所とか。
ラストに近いシーンで雪が青に言う一言の破壊力はもう…。言われた後の青の表情とリアクションもいいんだよな。そうそう!そうなるよね!と青に激しく同意をした。
穂志もえかさんに会える人達羨ましいな。


舞台挨拶は今泉監督と若葉さんの2人の関係性の良さが出ていて、穏やかで楽しい時間が流れていた。インスタライブで見たやりとりが目の前で繰り広げられていて感動。
撮影の裏話をたくさん聞けただけでも満足なのに、まさかの「チーズケーキの唄」生演奏!劇中にも出てきた若葉さん自前のアコースティックギターでの演奏。久しくライブというものに行けていないので、ギターの音がポロンッと鳴った瞬間込み上げてくるものがあった。優しい歌声だったなぁ。
もう一曲おまけに別の映画の曲を歌ってくれたりしてサービス精神が素晴らしすぎだった。今日これから舞台挨拶に上がる劇場ではやらないかもということで、朝から頑張って川崎に行ったかいがあった。

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