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父の日。息子の夢。

久留米絣織元に嫁いで7年。
6歳になる長男、3歳になった長女、3ヶ月の次女の三人の子どもたちと楽しくもドタバタな毎日を過ごしています。
そんな日々の中で起こる、【久留米絣+子どもたち】を「継ぐ・繋ぐ・育む」の視点でnoteに綴っています。

さて、5月20日の日曜は父の日でしたね。子どもたちからは毎年恒例の似顔絵プレゼントを。
幼稚園でパパの顔を思い出しながら描くのは、とても楽しかったようで、年長の兄(通称チビ店長)も年少の長女(通称チビ看板娘)もどことなくパパの顔の特長を掴んでいる絵を持ち帰り、とても素敵な絵に仕上がっていました。それを親バカなのか「めっちゃ上手やん!」「すごい!上手!」と褒めまくって、まんざらでもない顔をしていた子どもたち。

そんな子どもたちとは、「大きくなったらなにになる?」と会話することが度々あります。

我が家は久留米絣一筋に124年の久留米絣織元です。現在主人で4代目、子どもたちの代で5代目となります。
そんな中、4歳くらいから「絣屋さんになる!」と息子が言い出したので、主人はもう嬉しそうで嬉しそうで、見ているこちらも思わずニコニコしてしまうのですが、5歳のある日のこと笑いが止まらないことが起きたのです。

園で書いてきた「おおきくなったら…」という絵。帰宅するなり勢いよく「見てみて!」と披露してくれた将来の夢は

こんなに素敵で、こんなに可愛くて、色使いもさすがで、額装したくなる作品だったのです。
おぉ!パパ喜ぶね~!絣屋さんになるって書いたのね!

ふむふむ、大きくなったら…
んん?んんんんんー!?

どっひゃーーー!
チビ店長チビ店長、どーしたの!変わったの?夢はからあげやさんになったの?いや、いいんだけどね、かすりやさんは?どうしたの。
と、矢継ぎ早に質問しまくる私を見て一言。

照れ笑いしながら
「ちょっと間違えちゃった~」と。

可愛すぎて可愛すぎて、主人と大笑いしながら、彼の将来に久留米絣の未来を重ねたのでありました。

きっと君の未来は明るいね!

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