ゆっくりと止まっていく世界

と、いうことで。
2020年F1開幕戦のオーストラリアGPの中止が決定しました。

他のスポーツが中止を決定する中、F1は収益構造の在り方からして判断が遅れるのは仕方がないにせよ、それにしても遅すぎたかなと。
尋常じゃない額の金銭が動くスポーツだからね、という言い訳はあまり聞きたくないわけでして。
昨日のマクラーレンのスタッフの陽性反応が確定した時点で中止すべきだったと。

で、僕はご存知の通り札幌に住んでおりまして。
まあ昨日まではリハビリ仕事だったので毎日、街に出掛けていましたが、人が少ない。
バスの客も少ない。
札幌駅周辺の人も少ない。

あまり実感は沸かないけど、北海道が一番感染者が多く、何人も亡くなっていて。
おまけに鈴木北海道知事は今週末も外出自粛を呼びかけていたりと。

東日本大震災や北海道胆振東部地震の時のような急激な世界の動きではなくて、ゆっくりと世界が止まっていくような感じがして。
やりすごせるのか、やりすごせないのか。
ライフラインには甚大な影響はないし、まあ食料を買い出しに行ける、近所のラーメン屋に行けるし、交通機関もちゃんと動いている。

だけども、動画の再生速度が0.75倍速になったような感覚。

11年前にも新型インフルエンザが流行って、ファイターズの宮西選手や、今はドラゴンズの大野選手も罹った記憶があり。
でも、ここまで大事ではなかった。

恐らく人類が遭遇する初めての出来事なんだと思う。
1918年から1919年にかけてパンデミックを起こしたスペイン風邪に近いのだろう。
100年前の出来事だし、医療は段違いに進歩しているから単純な比較はできない。
医療の他にも技術、通信などもメチャクチャ進んだし、特に交通に於いてはその進歩のせいもあって世界中に拡散したとも考えられるし。

んー。
わからん。
とにかく、わからん。

とりあえずはやれること、うがいに手洗い、不用意な外出はしない、そうやって自衛するしか無いんだよねえ。
早く収束してほしいもんだよ、まったくもう。