ノモス クラブキャンパス ネオマティック39
NOMOS Glashütte/ノモス グラスヒュッテ Club Campus Neomatik 39 Ref.CL130011W239CPM ¥370,000+TAX
前回ご紹介したミッドナイトブルーの色違いでもある今作は、綺麗なホワイトシルバーのダイヤルにネイビーのバイリンガルインデックスをデザイン。5目盛りごとの数字はブラウンで彩色され、インデックスも同色で縁取ったオシャレな一本です。
ノモスの作品の中では太目のペンシル針をセット。針中心部とネイビーのバイリンガルインデックスにはブルーの夜光(スーパールミノバ)が塗布されているので、暗所での視認性も確保されています。
ノモスが導入したメタルブレスレットは、見た目は伸縮性のあるフレックスベルトのようですが、中の金属芯を一枚の細いステンレスで端から端まで巻いて製造されており、かなり強い造りになっています。
デザインを考えれば、ノモスらしい素晴らしいベルトだと思いますが、着用感を考えると好き嫌いが分かれるベルトかもしれません。一度、ご試着をお勧め致します。
スクリューバック式の裏蓋はスケルトン仕様となっており、搭載する自社製薄型自動巻きムーブメントCal.DUW3001の動きを見て楽しむことが出来ます。
開発部長のテオ氏が手掛けた名機は、グラスヒュッテストライプやペルラージュ、青焼きのネジ等見た目の美しさもさることながら、リバーサー式による巻き上げ効率の上昇やトリオビス緩急針などの高度な時計製造技術が盛り込まれた素晴らしいムーブメントです。
以前、ご紹介したこともありますがスイスの時計は「スイス法令」という規制により、「SWISS MADE」と表記するには最低60%のスイス価値の要件を満たす必要があります。しかし、ドイツにおける「MADE IN GERMANY」には明確な基準は未だ無いため、その記載があっても内部機械はスイスや日本、中国製のものが多く存在しています。
しかし、ランゲ&ゾーネやモリッツ・グロスマンなどが拠点を構えるグラスヒュッテ地方にはその規制が存在し、「Glashütte」という記載によって識別されます。
この優れたドイツ・グラスヒュッテの製品であることを示す「Glashütte」をダイヤルに記載するには、
①時計自体が上質であり、グラスヒュッテの伝統及び名誉を誇るクオリティであること。
②ケーシング、組み立て、精度検査が、全てグラスヒュッテの工房で行われている事。
③ムーヴメントを含む時計全体が55%以上グラスヒュッテの工房で作られていること。
といった条件を満たす必要があり、ノモス グラスヒュッテはこれに全商品がクリアし、ダイヤルにしっかりと「Glashütte」と記載。まさに本物のドイツ時計だと言えるのです。
ノモスが欲しいけど防水性が…といった皆様にオススメしたいハイエンドな「クラブ キャンパス ネオマティック」。気になった方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度福岡天賞堂まで遊びにいらしてください。
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