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太古の時計で思考の旅をする

本日ご紹介するアイテムは少し変わっています。しかしながらノモスグラスヒュッテというブランドらしい提案の仕方です。
サンリングという特殊な時計『日時計』。太陽光を利用して時刻を知る太古の機構です。

■ノモスグラスヒュッテ/サンリング

ノモスグラスヒュッテ/サンリング ¥22,000(税込)

ノモスグラスヒュッテでは時計に関するグッズはもちろん、鉛筆、万年筆、ノート、筆箱、栞等のステーショナリーグッズも少量ですが製造しています。これらは全て今の時代では不便利な物と言えるでしょう。
不便利なものに思考を向ける事への重要さをノモスグラスヒュッテは教えてくれます。それが本当に不必要なのか?価値が無いのか?はたして今の便利な世の中が最良なのか?
ノモスのサンリング(日時計)は時間の感じ方を再認識させてくれます。
正直このサンリングで毎回時刻を読む人はとても変わり者です。しかし時間というものに思いを馳せ、いつもよりゆっくりと流れるソレを感じることが出来るアイテムです。

・・・狩りをしていた人類が農耕と共に時間というものを必要とし、星空を見上げて季節を知り、太陽を用いて時刻を区切ります。古代エジプトや中国では水や火を用いた時計が発明され、やがて歯車で連結された機構がヨーロッパを中心に生み出されます。『ガリレオ・ガリレイ』の振り子の法則を元に『クリスチャン・ホイヘンス』がテンプ構造を発明した後、天才時計師『アブラアン・ルイ・ブレゲ』が現れ「時計の歴史を2世紀早めた」とまで言われます。しかし彼はフランス革命で市民に国を追われスイスに亡命、人里離れた深い渓谷の小さな家の屋根裏からスイス時計産業の歴史が始まるのです。その後も様々な数学、化学を用いて時計の構造が昇華され続け、いま世界中の人々が昼夜を問わず腕元で時刻を知る事が出来ます・・・
このリングを見ながら僕はそんな事を想います。とてもロマンティックですよね。

もはや時計は時刻を知る為だけの道具ではありません。
ノモスグラスヒュッテは時計を通じて人のライフスタイルを提案します。

■サンリングの使い方

ノモスグラスヒュッテ/サンリング ¥22,000(税込)

使い方はシンプルですが少し困難です。リングのギミック『A』を回し月を設定。太陽の方向にリングを向けて『B』の穴から太陽光を取り込みリングの内側に刻印している時刻を太陽光が指す。簡単なようで意外と難しいです。曇っていたら使用できませんし・・・先述しましたが、このリングで時刻を読む人は変わり者だと思います。
このリングにはレザーストラップが付いていてネックレスとして着用出来ます。この使い方がメインですね。太古の時計をファッションとして身に纏ってください。

ノモスグラスヒュッテ/サンリング ¥22,000(税込)

いかがでしょうか。日時計という時計。ただのユニークなアイテムですが、ノモスグラスヒュッテが提案すると少し意味合いが違ってきますね。というお話でした。
参考になればうれしいです。素敵な腕時計ライフをお過ごしください!


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