恋愛は経営でできている〜『四月になれば彼女は』映画鑑賞日記
「愛を終わらせない方法、それは何でしょう」
永遠に続くと思っていた恋愛は、なぜ終わってしまうのか?
それは「恋愛の経営」が失敗したからだ。
というのも、先日『世界は経営でできている』(岩尾俊平著)という新書を読んだからなのだ。
「経営」とは、会社の金儲けの手段だけでなく、人生のあらゆる事象に必要だと著者は主張している。
誰しも人生を「経営」する当事者なのだと。
著者は言う。
「本来の経営は、『価値創造』(他者と自分を同時に幸せにすること)」という究極の目的に向かい、中間目標と手段の本質・意義・有効性を問い直し、究極の目的の実現を妨げる対立を解消して、豊かな共同体を作り上げること」
そして、「恋愛も経営でできている」のだと。
目からウロコである。
言われてみれば納得しかない。
この映画を観ながら、「恋愛の経営」について思いを巡らせていた。
このかた「恋愛の経営」に失敗し続けている私には、グサグサ刺さりまくった。
(人生そのものの経営の失敗については目を瞑りつつ)
恋愛という価値を二人で創造し続けられるか?
そのために必要なことは何か?
恋愛の経営の失敗と再生
ウユニ塩湖、プラハの大時計、アイスランドのブラックサンドビーチ
そして、朝日
綺麗な風景を観ながら、愛を終わらせない方法について考えた。
それはまさに「恋愛の経営」そのものだから。
目からウロコは出なかったけれど、涙は溢れて仕方なかったことを正直に言います。
(言わんくてもいいけどな)
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