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新屋号「やわらかく」に込めた想いと、ロゴができるまで
こんにちは、または はじめまして。アートディレクター/グラフィックレコーダーの久保田ナオと申します。フリーランスの個人事業主です。
今回のnoteは2019年に新しくした屋号「やわらかく」に込めた想いや、ロゴができるまでの流れを記録したものです。
↑ノモコデザインオフィス時代のロゴ
2016年に独立してから使っていた屋号は「ノモコデザインオフィス」です。当時は本業があったのでペンネームに「ノモコ」を使っていました。そのノモコが開いたデザイン事務所、というインスタン...機能性重視の屋号です。
なにかのタイミングかもなー。
— 久保田ナオ|ブランディングするひと (@9botanao) July 4, 2019
屋号変えようかな。
会社に隠れて「ノモコ」名義で副業デザイナーしていたため『ノモコデザインオフィス』なのですが、もうノモコ名義使ってないし、デザイン以外の仕事が多くなってきたんですよね。
うん、屋号新しくしよ!
新しい屋号は温泉に浸かったり、森を散歩しながら考えました。
今日は自分の方向性のリブランディングしたいので埼玉県の国営武蔵丘陵森林公園に。梅雨時期といえばでシダコケ展してました。みどり綺麗。
— 久保田ナオ|ブランディングするひと (@9botanao) July 9, 2019
・新しい屋号
・ポートフォリオサイトのリニューアル
この辺りを緑のトンネルや野草コースを歩きながら考えよっと。お弁当も持ってきたばい🍙 pic.twitter.com/LjeHX2N1g7
・自分は何のために仕事をしているのか?
・誰にどんな価値を提供するのか?
・他のデザイナーさんと私の違いはなに?
・どんな思いを込めて、世界をどう変えたくて仕事をしているのか?
ひたすら自問自答をしていきます。
新しい屋号は
— 久保田ナオ|ブランディングするひと (@9botanao) July 4, 2019
・まちづくり、ちいき
・ビジュアルを通じたコミュニケーション
・情報をつたえる
このあたりを上手いこと端的に表しながらドメイン取れる名前にしたいな〜
名刺や会社案内も刷新だ〜
前屋号のノモコデザインオフィスは「何をする会社か」を表していました。
しかしたった3年しか使っていないのに業態が変わってきてしまいました。(デザイン以外の仕事が増えた)
長く使える屋号にするために具体的な職務を示すワードは使わないほうがいいようです。
じゃあ何を屋号にする?
アプローチを変えて、「どんな思いを込めて仕事をしているのか」という意思表示を表すことにしてみよう!
そうして生まれた屋号が「やわらかく」です
●やわらかく、の意味の一例(長いので読まなくてもいいですよ)
・「ものごとをやわらかく(=押し付けない形で)伝えたり、やわらかく(=わかりやすく)まとめたり、やわらかさ(=可塑性と柔軟性)を保ったまま情報を交換することができる」という私の能力を表す
・「こんがらがった思考を解きほぐしたい」「私の前では気を抜いて楽にしてほしい」という願いを表す
・お客様とやわらかい人間関係(=伴走していく対等な立ち位置)を作りたいという姿勢を表す
・デザインもグラフィックレコーディングも即効性のある治療薬ではなく、関わる人にやわらかく影響を与え、長時間かけてようやく効果が現れるもの。私の商品の特徴である遅効性(=やわらかい影響)を表す
・思考が固くなりがちな場面があるので、もっとやわらかい頭の使い方をしなさいと自分に言い聞かせる
新しい屋号案は『やわらかく』です。
— 久保田ナオ|ブランディングするひと (@9botanao) July 9, 2019
「ものごとをやわらかく伝えたり、やわらかくまとめたり、やわらかさを保ったまま情報を交換することができる」
これが私にしかできないことだと思い至りました。
また「トゲトゲした人をやわらかくしたい」「皆気を抜いて楽にしてほしい」という願いも込めて。
自分の仕事を表す最短の言葉である「やわらかく」を屋号にしたわけですが、あまり屋号らしくないですよね。社印を作った時に「ひらがなって社名っぽさゼロだな!」とセルフツッコミしました。
新屋号「やわらかく」の社印(丸)と角印(四角)をつくりました。
— 久保田ナオ|ブランディングするひと (@9botanao) November 26, 2019
今まで請求書にも契約書にも個人名字印使ってたので、これでちょっとハクがつくはず。 pic.twitter.com/EJ0WUdHeCM
ハク、ついてない。(笑)
ロゴはラフを30案くらい書いたかな。
新屋号は『やわらかく』ですが、タイムラインから伝わる通り私は理屈っぽく、ちっともやわらかくないです。
— 久保田ナオ|ブランディングするひと (@9botanao) July 12, 2019
そんな私が場をやわらかくするために、やわらかいアプローチでやわらかいアウトプットを作るのです。その意思表示の屋号です。#ロゴデザイン pic.twitter.com/Asu0evRqaq
屋号:やわらかく
— 久保田ナオ|ブランディングするひと (@9botanao) July 12, 2019
コピー:ひととまちをやわらかくつなげる / VISUAL COMMUNICATION DESIGN#ロゴデザイン pic.twitter.com/HdQfsNzDqw
それがこうなって
こうなりました。
「やわらかく」という5文字だけではあまりに説明不足。
「あ、社名なんだ」「こういうことしてる人なんだ」とわかってもらえるように、以下の情報をロゴに盛り込んでいます。
・手で表現する職人であること
・地域ブランディングの拠点である埼玉県比企(ひき)の地名
・ビジュアルコミュニケーションデザインという業態
・デザイン/イラスト/グラフィックレコーディングのスキル
黒よりも印象が柔らかい青みグレーにしています。白か黒かで決めない。繊細に考えながら仕事をしているという自負です。
スライド資料の左上には必ず手のアイコンを入れています。ちょっとしたあしらいにもつかえるロゴにしといてヨカッタナー。便利です。
もしお会いできた際には、ロゴが浮き出た名刺をお渡ししますね。
ご縁あるあなたと、やわらかく楽しい関係になれますように。
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