負けるなよ

【アイルランド留学167日目】

日本で働いている友達から久しぶりに連絡がありました。就活の時に出会って、そこからお互い違う会社に入社したものの、定期的に飲みに行ったり、近況を報告しあったりする仲です。

いわゆるthe大手日系企業みたいな所に勤めている友達ですが、今いる部署からの異動を志望し、それが正式に決定したとのことでした。

今現在の部署でも活躍しており期待もされているようですが、今の業務が今後自分が向かいたいキャリアに繋がっていないことから、社内でも極めて異例のタイミングだったようですが、思い切って決断をしたそうです。

話を聞く限り、前例のない部署異動になるとのことで、元の部署の上司や同僚からは裏切り者的な扱いも受けているようで、転職してさっぱり立ち去るよりも、むしろその後の環境はしんどそうだなぁと思いました。

ただ、未経験の業種にチャレンジするには、同じ会社内で部署異動をする方が一から転職先を探すよりもはるかに現実的なので、軋轢を避けることよりも、勝ちにいくことを優先した好判断だと思います。

今後彼がどうなっていくかはまだわかりませんが、この話を聞いて、なんだかとても勇気付けられました。環境や向かう先は違えど、自分の目標に向かって、変化を恐れず行動を起こす人の姿ほど、自分に元気をくれるものはないなぁと思います。

こういう人の存在は、下手に自分のことを応援してくれる人よりもよっぽどありがたいなぁと思っちゃいます。

私が留学に行く前にも、「がんばって〜！応援してる〜！」とか言ってくれる人はいましたが、「言われなくてもがんばるわ。人のこと応援する前に自分のこと頑張れ」とか思っていました。シンプルに性格が悪い。笑

もちろん、誰しもが、新しいことに挑戦できる環境にいるわけではないですし、現状に満足しているのであれば特に何もする必要はないとは思います。

ただ、「まぁこんなもんかなぁ」と今いる地点に落ち着いてしまっている友達や同期を見ると少しだけ寂しくなります。今後も楽しくお酒を飲む「友達」ではいられるかもしれませんが、互いに高め合って励まし合う「仲間」ではもういられないような気がします。それぞれの人生なので仕方ないんですけどね。

「俺も負けないからお前も負けんなよ！」

という喝なのか鼓舞なのか願いなのか祈りなのかはわかりませんが、この言葉をお互いに言い続けられるような関係性でありたいなぁ。