ディベートゲーム

【アイルランド留学161日目】

語学学校の授業で、ディスカッションの練習がてらやったゲームがなかなか面白かったです。

それぞれ好きな単語(名詞)を2、3個くらい異なる紙に書いて、全員分集め、その中から各1枚ランダムに紙を引いて、自分の手札に記されているものが相手よりも優れていることをディスカッションするというゲームです。最終的にそのディスカッションを聞いていた他のメンバーたちが、投票してどちらが勝者かを決めます。

例えば、私が引いたカードは「music」と書かれており、相手のカードは「work」と書かれていたので、音楽が仕事より素晴らしいことを説明するという感じです。どうディスカッションするねんという気もしますが、

「仕事は疲れるけど、無職だと退屈だ!」「いや、音楽があればその退屈をしのぐことができる!」

みたいな感じで、相手の論点に合わせて話を進めていくと、意外とそれっぽい議論になります。

この例はまだわかりやすい方で、今回やった中には「イルカ(dolphin)」と「希望(hope)」みたいな、なんかもうその言葉の存在する次元が違うような対決もありました。

ぱっと見イルカの分が悪すぎると思いましたが、「希望がないと生きていけない!」、「いやイルカと泳げたら人生楽しめるでしょ!」というなかなかファンキーな議論が展開されて、盛り上がっていました。

個人的なベストバウトは「友達(friend)」vs 「空気(air)」でした。

「No air , no life, no friend (空気なければ自分も友達も死ぬ)」という小学生みたいな理屈に対して、「そもそも、一人も友達がいないような世界に空気が存在していても仕方ないのではないか」という哲学的なカウンターが入り、その勢いのまま畳み掛け、後者が勝利を納めたという番狂わせです。なんだかんだ理屈よりもトークの雰囲気で勝敗が決まるところはありますね。笑

ほぼ遊びみたいなアクティビティですが、議論のフォーマットを体にしみこませるにはいい練習になるなぁと思いました。もっと本格的なディスカッションだと、そのトピックについての前知識がないと、そもそも議論を展開させていくこと自体が難しいこともあるので、グッとハードルが上がりますもんね。

飲み会とかでやっても面白そうなゲームだなぁと思いました。笑

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