ざっくりサマリー:『13歳からのアート思考』

在宅ワークが続いているため、読書をする時間も以前より多くなりました。自分の備忘録のためにも、読んだ本の内容をざっくりとサマライズしてみようと思います。

最近はYouTubeなどでも本の解説動画なんかが人気ですが、なんだかんだ15分〜20分とかあって長いので、もっともっと短く伝えられるようにチャレンジしてみます。

私自身の主観も入っていますし、かなりざっくりカットしているので、実際のニュアンスからズレてているところもあるかもしれませんが、大目に見てください。

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タイトル:13歳からのアート思考
著者:末永幸歩

この本を一言で言うと

「自分だけのものの見方」を見つけるための本

核となるメッセージ

自分だけのものの見方を作り出すための作法が「アート思考」である

メッセージの根拠となる6つのアート作品

1. アンリ・マティスの『緑のすじのあるマティス夫人の肖像』
→マティスは自分の奥さんの鼻の色をあえて緑色で描くことで、「目に映るとおりに世界を描くべきだ」というものの見方を覆した

2.パブロ・ピカソの『アビニヨンの娘たち』
→ピカソは複数の視点から捉えた女性の姿を1つの画面に再構成することで、「遠近法で描かれた絵がリアルである」というものの見方を覆した

3.ワシリー・カンディンスキーの『コンポジションⅦ』
→カンディンスキーは具体的な対象物を何も描かないことで、「絵画は具象物を描くものだ」というものの見方を覆した

4.マルセル・デュシャンの『泉』
→デュシャンはただの男性用小便器にサインをして作品として出品することで、「アートとは目で見て美しいものだ」というものの見方を覆した

5.ジャクソン・ポロックの『ナンバー1A』
→ポロックは無作為に絵の具をキャンパスに散らして「絵の具」や「キャンパス」という物質そのものに目を向けさせることで、「アートはなんらかのイメージを映し出すものだ」というものの見方を覆した

6.アンディー・ウォーホルの『ブリロ・ボックス』
→ウォーホルは「ブリロ」という食器用洗剤のパッケージデザインをそのまま木箱にプリントしてギャラリーで発表することで、「アートと非アートにはそれらを区分けする確固たる枠組みがある」というものの見方を覆した

感想

アートの変遷、めちゃくちゃ論理的で面白いなぁ

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