どの技能に時間を割くか

【アイルランド留学164日目】

この人は英語ができるかどうか、ということを判断するときには、やっぱり、堂々と流暢に話しているかどうかということに引っ張られます。

多少文法とか間違っていても、綺麗な発音でスラスラ言葉が出てくると、「できる人だなぁ」という印象になります。

ただ、よく考えると、それは単純な「スピーキング力」の一部分を見ているだけで、本来の英語力というものを考えると、相手の言っていることを適切に聞き取る「リスニング力」、文章を読解する「リーディング力」、自分の意見、考えを活字で伝える「ライティング力」も含まれます。これらの4技能が一定のレベルに達して初めて「英語ができる」と言うべきですよね。

話がうまいだけで、実際は人の話は全然聞いていなかったり、資料を読みこなすことができないという人もいるかもしれません。

だから、スピーキング以外の部分もしっかり鍛えねば、ということは間違いないとは思いますが、一周回って、やっぱり人から判断される上で一番効果がありそうな部分に集中して練習するのはありだよなぁと思いました。

それこそ日本で働いていた時も、ちゃんと仕事に対する知識や理解があるかどうかはもちろん大事ですが、それ以上に、堂々とうまく話ができる人がなんだかんだ評価されて、出世しているなぁということを感じていました。

結局「印象」が人の認知システムを支配しているんですよね。「できるなぁ」という印象によって、他の行いとか考えも評価されるなんてこともざらにあるかと思います。

「印象」によって、「認知」の仕方が代わり、その後の「判断」にも影響がでるというのは、日本でも海外でも、どの言語を使っていても同じなんじゃないかなぁと思います。

だったら、その「印象」に、一番影響を及ぼす技術を伸ばした方が得策ですすよね。

ということで、改めて、残りの期間は「スピーキング力」の向上に大部分の時間を割いていこうと今日決めました。他の要素は、語学学校の授業でカバーできる範囲で間に合わせようと思います。

今日は1日家にこもっていたので、模擬テストのサンプル質問みたいなやつに対して、ひとりで返答し、それを録音してひたすら聞くみたいなやつを黙々と4時間くらいやっていました。

果てしなく気が滅入りますが、口癖とか、よく犯してしまうミスとかが認識できるので、いい練習方法だと思っています。

人と喋るのが「ヒッティング練習」だとするならば、これはまさしく、鏡を見ながら行う「素振り」に近いものだと思います。正しいフォームでバットが振れているのかを確認し、修正していきます。

この土日でまたちょっと成長するぞ!!


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