見出し画像

自分のことすらわかっていない

【アイルランド留学141日目/ドイツ・チェコひとり旅レポ】

昨日は移動した後ぐったりして何もできなかったので、本日はミュンヘンからちょっと遠出して郊外まで出かけました。

ノイシュバンシュタイン城 Schloss Neuschwanstein」を見るために!!

すげぇ。。。

ディズニーのシンデレラ城や美女と野獣のお城のモデルにもなったと言われている有名なお城ですが、まさしくファンタジーでした。本当に別世界にきたみたいです。

現地のツアーに参加し、ガイドを聴きながら内装も見てきました。なんでも、引きこもり気味だったバイエルン王のルートヴィヒ2世が建築に没頭した挙句、莫大な費用をつぎ込んで作ったお城とのことです。ただ、当時は国が財政難に陥っていたそうで、ルートヴィヒ2世が亡くなった後は、建設作業がストップし、今でも1,2階の部分は未完成らしいです。一度も使われることのなかった王座などを見てなんとも言えない気持ちになりました。笑

それにしても、この全景は本当に素晴らしい美しさです。しばらく見とれてしまいました。

プラハと立て続けに、ここまで衝撃を受ける景色に出会えるとは思いませんでした。こればかりは、写真ではどうやっても感じられない感覚だなぁと思います。立体感とか、その場の空気感とかは、やっぱり現地に行かないと感じられません。

これまでは、どちらかというと、「観光名所なんて見てどうするんだ。」というような冷めた意見をもっていました。その場で「すごいね〜」といって、それだけで終わってしまうじゃん、という感じです。

ただ今回の件でわかったことは、これまでは「そこまで心を奪われるものに出会っていなかっただけ」ということです。単純に、経験値が足りていなかったんですね。

自己分析をしたり、物事を論理的に考えたり、仮説を立てて結果を予測したり、ということはもちろん大事ですが、この欠点は、「考えが自分の経験に依存する」ということです。何かを考える時、人は無意識のうちに自分の過去の経験に照らし合わせて考えてしまうので、わかったような気になっていても、時に間違った判断をしてしまうのではないかということです。

例えば、今回の私の件はまさしくそんな感じです。これまでの経験をベースにすると、「観光地には行かずにローカルな場で現地の人とコミュニケーションをとる方が楽しめる」というのが正しい選択ですが、結果的に、せっかくだからと足を運んだ観光地で想像を超えるくらい感動してしまいました。ロジックは間違っていませんでしたが、そもそもの「観光地にそこまで興味がない」という前提がひっくり返っているんですね。

何もかもわかったような気になっているだけで、自分のことすらまだまだわかっていないんだろうなぁということがわかりました。

と、またそうやってわかった気になっていても、こんな認識もまたどこかでひっくり返るんだろうなぁ。笑

ひとり旅もついに明日で終わりです!夕方にはミュンヘン空港へ行き、ダブリンへ帰ります。

世の中知らないことばっかりだなぁ。楽しいなぁ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?