見出し画像

ざっくりサマリー:『意思決定のための「分析の技術」』

ざっくりと本の内容を要約して、そのエッセンスを伝える試みの第二弾です。

世の中には素晴らしい本がたくさんありますが、読み切るのに時間と体力がかかるのが大きな難点だと思っています。だから素晴らしい本でも限られた人にしか手にとらず、その知見が共有されないのはもったいないなぁと思っています。

ということで、本編を全て読まなくてもその本の主張がざっくりと理解できるようなまとめがあれば良いと思ってこの試みを始めてみました。

-----✂︎-----

意思決定のための「分析の技術」

著者:後正武

この本を一言で言うと:

「分析」を行うための頭の使い方と方法を教えてくれる本

核となるメッセージ:

「分析」とは、才能やセンスによるものではなく、技術として体型的に整理して取得できるものである

各分析手法に共通する基本原則は「意味のある分析になっているか」ということ:

1.「大きさ」で考える
→地方のテーマパークの戦略を考える際に、ディズニーランドと比較しても、大きさ(規模感)が違いすぎるため意味のある比較にならない。分析対象の「大きさ」がどの程度かは常に留意すべき。

2.「分けて考える」
→分析対象をただ単に「漏れなくダブりなく(MECE)」分解するだけでなく、「意思決定を助けて、効果的な打ち手を生み出す」ことのできる意味のある分け方をするべき。

3.「比較して」考える
→同じリンゴ同士であれば大きさ、色、形、味などを比較できるが、リンゴとみかんを比べても意味がない(Apple to Apple)。比較する対象同士の定義や特徴を正しく理解して、意味のある比較をする。

4.「変化/時系列」を考える
→現在、及び将来を正しく認識するためには、過去からの経過を分析するという姿勢・方法が必要である。「分けて考える」、「比較して考える」という他の分析手法と併用して総合的に検討することで、深い意味を持つことが多い。

一言コメント

スマートに聞こえそうなので「それはApple to Appleじゃなくない?」というフレーズを積極的に使っていこうと思います。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?