なぜ日本人は時間厳守するのか

【アイルランド留学162日目】

今朝、ちょっと寝坊してしまい、学校に10分くらい遅刻してしまいましたが、特に問題なくそのまま授業を受けることができました。さすがアイルランド。

あまりに遅れすぎるのは当然ダメだと思いますが、やはり日本ほど時間に厳しくないですよね。電車が必ず時間通りにくるみたいな部分で、日本の時間厳守文化は世界的にも有名のようで、「ここは日本じゃないから大丈夫だよ!」と先生からジョークっぽい励ましを受ける始末です。

以前勤めていた会社も時間にはかなり厳しく、遅刻すると犯罪者のように扱われ、その後も「前科者」として人事評価にも影響するほどでした。そのくせ、会議の終わる時間はかなりルーズで、後ろにはみ出すのは問題ないというなんともおかしなカルチャーでした。

学生の頃も、「五分前着席」みたいなやつがあったことを思い出しました。授業が始まる前に事前に席について準備をしておくみたいなやつですね。改めて考えると、なんのための休み時間なんだという感じですよね。休ませてくれないじゃん。

なぜ、ここまで日本は時間に対してシビアなのでしょうか。

ひとつ考えられるのは、やはり製造業の影響ですかね。工場で、生産ラインを動かす時に、一つの工程のスタートが遅れたらその前後の工程も影響が出て、大きな損失が出てしまいます。だからこそ、時間を守ることが何もよりも最優先。金融とか、ITとか、農業とかその辺の産業だと、時間の遅れによる影響は工場ほど大きくはないのでないかと思います。

だから、日本とかドイツとか、製造業が強かった国は、時間意識が強いのではないでしょうか。イモをたくさん作っているアイルランドでは時間意識が薄いのも納得です。バカにしているわけではありません。笑

産業の特徴によって、国民性が形どられる一例ですね。

もしかすると、そういう国民性がもともとあったからこそ、その産業が発達したという可能性もありますが。

何はともあれ、明日は寝坊しないようにしなきゃなぁ。


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