覇気はないけど働き続ける :アイルランド留学【45日目】

語学学校の授業で、それぞれの国の社会問題について話す機会がありました。

アイルランドだと「ホームレス」、韓国だと「大気汚染」「盗撮」、ブラジルだと「治安」「貧困」といった感じで、どの国も何かしら問題を抱えているようです。

日本の問題としてその場で思いついて話したのは「少子高齢化」と「過労」についてでした。

特に「過労」については、どの国の人も、日本人はめっちゃ長時間働いているというイメージは持っているみたいです。語学学校の先生からも「なんで日本人はそんなに働いているの?」と素朴な質問をされました。こっちが聞きたいです。笑

飲み屋とかでヨーロッパ人たちと交流して話をきくと、まぁもっと適当に仕事してる感じですよね。金融系の人でも昼休みを2時間くらいとってお酒飲んだりしてるみたいですからね。その後はまた仕事に戻るみたいです。日本では考えられませんね。笑

まぁただ、態度は適当な分、数字で評価される部分はもっとシビアなんだろうなぁと思います。結果が全てなんでしょうね。

形式にこだわりすぎる日本も、ある程度はその適当さを見習った方が結果的に生産性が上がるんじゃないかとも思いますが、一緒に働いたり、お客としてサービスを受けるとしたらやっぱり日本人の方が信頼できる気がするなぁとも思います。私が日本人だからでしょうけど。笑

仕事に捧げるエネルギー的なものも、日本人が多いとは思いませんが、ヨーロッパ人はもっと少ないんじゃないかと思います。アイルランドがそういう雰囲気だからだけなのかもしれませんが、みんなすごくのんびりしていて覇気がない。現状に満足している感じですよね。いいことだとは思いますが、少し物足りない気もします。

国レベルで見ていくと、今後、EU、ヨーロッパ圏の経済成長はさらに失速していくんだろうなぁとなんとなく思いました。

今後はやはりアジア圏が成長の中心になっていくんだろうと思います。大学生の時に旅行で遊びに行ったベトナムやカンボジアで感じたエネルギーはなんだかすごかったです。一言でいうと「みんな生きてる」という感じでしょうか。このエネルギーがうまくレールにのっかたらすごいことになりそうだぁと思ったことを思い出しました。

日本は、ヨーロッパほど割り切って仕事ができず、かつ東南アジアほど情熱もなく、リビングデットのようにただ働き続けている人が多い気もします。

なんというか、今の僕らに必要なのは未来への「希望」みたいなものなんだろうなぁと思います。

どこにあるのかなぁ。


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