「自分ルール」で弱さに勝つ

【アイルランド留学173日目】

留学生活の中で、いくつか自分で定めているルールがあります。

そのうちの一つは「自分より英語のうまい人としか会話しない」ということです。

同じ語学学校の生徒でも、英語力はピンキリで、全然話せない人もいれば、ネイティブみたいに流暢な人もいます。

英語の上手な人と喋る方が、自分の英語力の向上になるのはもちろんですが、それ以上に、自分より英語ができない人と喋ると、変に安心しちゃうんですよね。「自分はそこそこいけてるな」みたいに。

もっと意地悪くいうと、下を見て安心してしまうという感じでしょうか。この心理状態ってよくないなぁと思うのです。そこから何も生まれません。

ただ当然、自分より上手な人と喋っていると、自分の実力のなさを痛感して苦しいということがほとんどです。下を見る方がはるかに楽です。そして、楽な方向にどんどん流されていきそうになります。

だからこそ、いっそ会話しない、というルールを定めることで、無理矢理にでもしんどい方向を向き続けられるように心がけています。

英語力で人を品定めしているようで聞こえは悪いですが、気をぬくと心地よい方向に流されていってしまう弱い自分に打ち勝つための強硬手段のようなものです。自分の弱さがわかっているが故のルールです。

他にも、新卒で入社した時に定めていた自分ルールのひとつには「会社の同期や上司の部屋に遊びにいったり、自分の部屋に招いたりはしない」というものがありました。(だいたいみんな会社の近くで一人暮らししてました)

もともと、入社した時点では会社を辞めるつもりはそこまでありませんでしたが、もし次の道が見つかって辞めたくなった時に、変にプライベートに親密になりすぎて、その情みたいなものが判断の足かせになるのを懸念していました。あとは、会社の人とつるんでしまうと、休日も会社の愚痴とか不満とかを話したり、そういう生産性のないことに時間を奪われてしまう気がしたので、そのきっかけをなるべく断つことを心がけていました。なんて生意気な新卒でしょうか。

途轍もない強い意思を持つ人であれば、周りとの関係性がどうであろうと、自分の考えはぶれないのでしょうが、そうでないのであれば、「こっちには行きたくないなぁ」という方向には、そもそもの一歩目を踏み出さないようなルールを決めるのがいいと思います。

環境には勝てないので、身を置く環境を選ぶルールを定めるという感じでしょうか。

あんまり厳しすぎるルールは長続きしないので、ちょうどいいところを定めるといいと思います。笑

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