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技術書典で20年ぶりにサークル主になった話

こんにちは、のみぞうです。
前回の記事でも書きましたが、最近久しぶりに同人誌をつくるのにはまっています。

本を作るのって大変だけどたのしいよねー、特に完成したときの達成感がすき。ちゃんと形に残るのってすごい。…まぁ残り過ぎも問題なんですけど。

さて、前回のコミケはお友達のスペースに委託する形で参加していたのですが、今回は正真正銘自分の個人サークルで同人紙即売会に参加してきました。これも約20年ぶり。

異世界転生前に最後に行ったイベントってなんだったかな。多分コミケじゃない気がするんですよね。メッセ昭島とかでよくやってたやつ、忘れた…(今調べたらメッセ昭島自体なくなっててショック。まじかー)

転生後の今回、初めて参加したのは「技術書典13」という技術書オンリーイベントです。オンリーイベントって良いですよね。オールジャンルイベントもいいところはいっぱいあると思いますが、やっぱオンリーイベントの濃厚さというか、好きだって気持ちがギュッと詰まった感じが心地よいです。

技術書典はオンラインイベントとオフラインイベントが同時開催だったのですが、ここで述べているのは主に9月11日に開催されたオフライン(リアル会場)のイベントのことです。オンラインイベントはまだ続いてますのでもしよかったら弊サークルの本も見ていっていただけると嬉しいです。セキュリティを面白くする本をつくってます。

設営の準備が楽しすぎる

今回は委託参加ではない上に、ソーシャルディスタンスのためか机の幅が1サークル180cmもあり(通常の約2倍?ですよね?)当日どのように設営するかめちゃくちゃ悩みました。言うて売り物はまだ新刊入れてもA5の本2種類しかないんや…。

そんなわけで当日使う小物とか、愉快なPOPとか、コミケでサークルさんがみんな立ててると学んだポスターとか、とにかくいろいろ細かいものを作っていました。

ヴィレッジヴァンガード風にするだけで下らないキャッチコピーも照れずに掲示できるというハックを編み出した(…?)

お品書き。サークル主としてはいろいろ書き込みたくはなるんですけど、結局のところなにより視認性が大事だなという気づきがありました。読めなきゃ意味ないしね。

設営準備にあたっては色んなサイトを参考にさせていただいて、めちゃくちゃたのしかった。なんせ準備が好きすぎる。文化祭とか展示会とかの準備大好きなんですよね。なんなら当日より好き。

参考にさせていただいた記事

mochikoAsTechさんのnoteも大変参考になりました。ありがとうございました。

当日が楽しすぎる

そんな感じでウキウキで当日を迎えました。売り子ちゃんとして元同僚で非オタの友達がお手伝いしてくれました。オタクに優しい一般人…好き…。20年ぶりにワンオペだと多分相当キツかったと思うので大感謝です。

夢の設営完了ツイート

設営完了ツイートでテンションが上がるアラフォー。スペースが広すぎてどう撮影しても後ろの方が写り込んでしまうため写真を2枚に分けています。
会場で使うポスター(A2サイズ)は印刷して直接搬入してもらったんですけど、丸めて搬入されるので、普通に吊るしただけでは最後まで丸まりがとれなかったので要改善。

飾り付けをがんばったので友達にほめて(?)もらえました。

「のみぞう(仮)さんって、なんであんなに会社の展示会の準備を手際よくできるのかずっと不思議だったんだけど、こういうことだったんだね」

にじみ出る熟練の技。昔取った杵柄。気づいてしまいましたか…?そういうことです。

浮かれた装い

この日を逃したら多分一生着る機会がないんじゃないかと思うTシャツを着てました。Amazonで買いました。色んな人につっこんでもらえたのでよかったです。ちなみに今まで3回くらい洗濯したんですが早くもペンギンが剥げてきたので別にオススメはしません。

あとオフラインイベントの参加者さんやサークルさんに伝えたいリアルでTwitterアイコンを表示する方法。これがおれのメタバースだ。(ちがう)

売り子ちゃんには過度な負担をかけないように売り子表示をおすすめします(ツイートはコミケのときの)

成果について

最終的に持ち込んだ本2種類のうち1種類が完売、もう1種類は残り2冊で閉会、という大変ありがたい成果でした。初参加の弱小サークルなので、刷り過ぎを心配してたんですが会場ではちょうどいい数だったと思います(オンライン販売分は全然足りないので後から印刷制度を利用しようと思ってます)

買い手としても充実した時間を過ごせました。これからじっくり読みます。マニアックな本楽しい…!


サークル参加はいいぞ

そんな感じで、手伝ってくれた友達やスペースにきてくださった方や声かけてくださった方やイベントのスタッフ様や運営の皆さまたちのおかげで、20年ぶりのサークル参加を大変満喫することができました。

オンラインイベントも増えているし、それはそれで世界中どこでも気軽に参加できるっていうメリットはあるので良いとは思うのですが、どうしてもこのリアル会場のウキウキドキドキワクワク感は、今のところ何者にも替えがたいと感じてしまいます(これからもっと技術が進んだらそういうのも関係なくなっていくのかもしれませんけど)

あと多分、サークルのこっち側に座った人にしかわからない楽しさみたいなものもあると思っていて。自分が好きで書いた本を同じく好きだといってくれる人に頒布できることはなんと幸福なことか…と思います。国や時代が違えばこんな体験できなかったかもしれない、ということに思いを馳せると嬉しくて楽しくて仕方ない。

次の予定

次のサークル参加イベントは技書博7の予定です。新刊のネタまだ何も考えてない…。でもイベントの楽しさをまた体験したいのでがんばりたいと思います。締め切り駆動執筆。

あと冬コミにも申し込みました。もし受かったら、前回のnoteにすごい勢いで追記と補足と書下ろしをつけてエッセイ本にします。これはこれで楽しい作業になりそうでたのしみー。

ではこのへんで。


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