あんバターサンドならバリカタパン
あんバターサンドに使われているパンは、バリバリのやつがいい。ふわふわのコッペパンじゃ嫌。バリカタのフランスパンがいい。
おそらく人生で初めて食べた「あんバター」は木村屋の「あんバターホイップ」だったと思う。中学のとき、友だちがおやつとして学校に持ってきているのをもらったのが最初。
木村屋のあんバターホイップのパンはバリバリと硬いわけじゃないけど、もちっとムギュッとしたしっかりめの生地。ホイップバターがたっぷりはいっていておいしい。
それから自分でもよく「あんバター」を選ぶようになっていった気がするけど「これだ!」というあんバターに出会うのはけっこう難しかった。コンビニで売られているようなのだと、パンがふわふわすぎたり、マーガリンの匂いが強かったり。
パンがふわふわすぎるとなにがダメかというと、あんことバターとパン、という3つの組み合わせを楽しめないところ。
こってりしたあんことバターよりも先にパンがシュワシュワと消えてしまって、口のなかであんことバターだけをネチャネチャ楽しまないといけない時間があるのが、嫌。
そんななか出会ったポンパドウルの塩パンロール あんバターはすごく好きだった。バターの効いた塩パンで、あんバターをサンドしてる。パンはバリバリに硬いわけじゃないけど、ちょっとした歯ごたえと塩っ気があって。
塩パンを使ったあんバターサンドでいうと、笹塚のeimy sandwichのもかなりよかった。「人生で食べたあんバターのなかで一番美味しかったんです!!」と知り合いから勧められていたから若干ハードルは上がっていたけど、それを超える美味しさ。
ふんわりした塩パンと、ホイップバターとあんこの甘さ。これを食べているときの自分は甘やかされすぎ。
あんバタートーストというジャンルもありましたね。バリカタパンとはちがうけど、これも好き。
トロワバグでいただける板上バターがしっっかり入ったあんバタートーストの満足度はすごい。甘いのを2つ食べるのが嫌だったら、2人で行ってグラタントーストとあんバタートーストをそれぞれ頼んで1ピースずつ交換するのもいい。
でもやっぱりいまは、参宮橋のタルイベーカリーのあんバターサンドを食べると「これこれ!!」と思う。あのバランスがいちばん好き。パンがバリバリのフランスパンで、バターもホイップされていない板状。全部のバランスがちょうどいい。
そういえば、スタバのあんバターパンもなんだかんだよく食べる。ぱんが妙にモソモソしているのが意外とちょうどいいバランスに繋がっている気がするんだ。
なんてったってあんバターサンドはコーヒーとよく合うから、スタバで食べると必然的に最高のコンビを作ることができるしね。
こうして考えると、私はまだ全然バリカタのあんバターサンドに出会ってないみたい。もっとバリカタあんバターサンドに出会いたい。
そうだ、ミルクフランスに対してもずっと同じことを思っていた。ミルクフランスならバリカタパンがいい、って。やっぱりこってり甘いクリームと一緒に食べるならバリバリ硬いパンに限る。
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