ノミヤ

「面白い」「美味しい」への重い愛情/お風呂入るまで時間かかる

ノミヤ

「面白い」「美味しい」への重い愛情/お風呂入るまで時間かかる

マガジン

  • 食べ物への重い愛情

    自炊記録、最高だった外食、スイーツとの出会い……とにかく「美味しい」が好きな人と共有したい話をまとめています。

  • お笑いへの重い愛情

    賞レースやライブの感想、テレビ・ラジオの感想など、お笑いが好きな人と共有したい文章をまとめています。

最近の記事

ひとりで同人誌作ってる人はすごすぎて、変

「本を作る」という行為を、ひとりであたりまえのように0から100までやってる同人作家、つくづく狂ってる。すごすぎて、変。 約3ヶ月前、COMITIA146というイベントにて、初めてオリジナルのイラスト本を作って、販売した。といっても、これまでの人生で描いてきた絵を本っぽく配置して印刷所に発注しただけだから、なんてこたあない。 振り返れば塗り足しが~とか、RGBが~とか、入稿エラーが~とか、そんな苦労はあったけど。まあなんとかなっていた。 そしてイベントが終わると、当たり

    • 後先考えずチキン南蛮

      なんとなくむしゃくしゃした気持ちで、とにかくお腹をぱんぱんにしたいときはチキン南蛮定食を選択する。 これを選んだ日の午後は、もちろん眠くて眠くてパフォーマンス落ちまくり。 でもそんなことはどうでもいい。後先考えずにとにかくお腹を満たすのがチキン南蛮定食の役目だから。 人生でいちばんだと胸を張って言えるチキン南蛮定食は、渋谷の魚山亭にある。揚げた鶏がタレにしっかりと漬け込まれて、じゅわじゅわになってるところに大量のタルタルソースがかかってる。 「チキン南蛮定食」もいいけ

      • かき氷警察は止まらない

        私にはかき氷を一緒に食べるためのパートナー・かき氷パートナーがいる。かれこれ10年くらい一緒にかき氷を食べてきた。 かき氷ブームが始まったのは、私が中学生くらいだったときだと思う。台湾からアイスモンスターが上陸したり、韓国からソルビンが上陸したり。 それまで「おばあちゃんちのかき氷機で削ってカルピスの原液をかけたかき氷がいちばん美味しい!」と思っていた私は、衝撃を受けた。 かき氷パートナーとの活動が始まったのもその頃だ。普段まったく行かない日暮里の辺りまで足を伸ばしてひ

        • 「何系」でもないごはんを食べたいんですけど

          食事場所を決めるときに発生してしまう「何系食べたい?」という会話。私もやってしまう。 でも「何系」で括られた途端にこぼれ落ちてしまうジャンルのごはんたちがある。 そんな「何系」でもない、ただいい感じのごはんを、私は食べたいんだ。本当は。イタリアンでも和食でも中華でもないやつを。 たとえば代々木上原にある終日oneのルーロー&バーソーが乗ったごはんのプレート。 この食事自体は台湾料理風かもしれないけど、べつにここは台湾料理屋ではない。ただ、可愛くておいしいごはん。居心地

        ひとりで同人誌作ってる人はすごすぎて、変

        マガジン

        • 食べ物への重い愛情
          16本
        • お笑いへの重い愛情
          19本

        記事

          ドーナツの引力には逆らえない

          ドーナツとの思い出は、楽しいものばかりじゃない。 小さい頃、親が「次の日の朝ごはんのために」と買ってきてくれたパン屋さんのドーナツが、翌朝にはどうしても油でベチャベチャとしてしまって実は少し苦手だったこと。 中学生のときに「ミスドでドーナツ何個食べれるかチャレンジ」をやったら、油の匂いが無理になってしまって5個しか食べられなかったこと。(胃の容量はまだ空いてるからそのあとミスドの担々麺を2杯食べた) 高校時代、部活終わりにチームメイトとみんなでDUNBOのドーナツを食べ

          ドーナツの引力には逆らえない

          みんながカヌレのことを忘れても

          大学の近くのパン屋に売られていたカヌレを、しょっちゅう朝ごはんとして1つ買っていた。 小さいのに、ギュッとした生地と程よい甘さでかなり高い満足度を得られる。1限を受けるでっかい教室のうしろのほうで、カヌレをかじりながら講義を受けたりしてた。 そのとき足繁く通っていたパン屋はブルディガラ。 それから数年するとカヌレが流行り始め、私はすでにブルディガラが近かったキャンパスとはお別れしていた。 またカヌレが食べたいなあと思って適当な店で買ってみたりするものの、案外ブルディガ

          みんながカヌレのことを忘れても

          「サロン・デュ・ショコラ」というチョコ界のコミケ

          サロン・デュ・ショコラの会場である新宿伊勢丹に開場30分前に到着し、574番の整理券をもらった。前には573組待っているらしい。 毎年バレンタイン時期に開催される「サロン・デュ・ショコラ」は、世界中からありとあらゆるチョコレートが一ヶ所に集まる祭典だ。 さすがは大人気のイベント。なんだかんだで入場までの待ち時間は90分ほどかかった。 いざ会場に入ってみると、そこには普段お目にかかれないような個性豊かなチョコレートが集結している。 さらにそれだけではなく会場限定商品が売

          「サロン・デュ・ショコラ」というチョコ界のコミケ

          コメダ珈琲に言いたい放題する

          ①いまどき、1人で訪れても4人席に通してくれて、ずっと座っていても許される店って、コメダ珈琲だけなんじゃないか。デカくて赤いソファ席、永遠に消えないで。Wi-Fiとコンセントも、そのままお願いします。 ②コメダの定番ドリンク、コーヒーゼリーとコーヒーが合わさっていて、ホイップが乗った「ジェリコ元祖」。おいしいからたまに飲むけど頼むとき「ジェリコ元祖」っていうのが恥ずかしい。「元祖ジェリコ」だったらまだマシなのに。なんで「ジェリコ元祖」なの。 ③「昼コメプレート」というラン

          コメダ珈琲に言いたい放題する

          カレー屋巡りが趣味とは決して言わないよ

          家や学校で食べていたような「カレーライス」じゃないカレーを食べるようになったのって、割と最近な気がする。スパイスカレー、というジャンルで合ってるんだっけ。 でも気づけばけっこうな頻度で食べるようになっていていて、だんだんと好きなお店も見つかった。カレーマニアの人が怖いから「カレー屋さん巡りが好きです」とは口が裂けても言えないけど。 初めてスパイスカレー的なものを食べたのは、下北沢の旧ヤム邸だったと思う。ここは有名なだけあってお店の居心地もよく、もちろんすごく美味しい。そし

          カレー屋巡りが趣味とは決して言わないよ

          初めて作った同人誌がたったの20冊売れて、飛び上がるほど嬉しかった

          初めて作った同人誌がたったの20冊売れて、飛び上がるほど嬉しかった。 同人イベントに向けて本を作ると決めてから、ずっと不安だったから。 一冊も売れないんじゃないか。SNSを遡ればいつでも見ることができる絵を、本にまとめて何になるんだろうか。 もちろん本を作るのはすごく楽しくて、もちろんワクワクする瞬間だらけだ。たくさん売れることだけが本の存在価値ってわけでもない。 とはいえ、一冊ぽっちも売れなかった暁に「うむ、まったく売れなかったけどいい経験になったな、作ってよかった

          初めて作った同人誌がたったの20冊売れて、飛び上がるほど嬉しかった

          寒かったときのこと、寒くならないと思い出さない

          朝起きると鼻先が冷たい。そうだ、冬ってこうだった。 寒くなると、これまでの冬のことがぶわあっと蘇る。でも寒かったときのことって、寒くならないと思い出さない。 もう真夏のことも忘れたし。 冬の朝は布団から出るだけでこんなに寒いのに、ゴミを出しに外まで行くのがほんとうに嫌だ。 外に出かけるけど、どうせコート着るから中の服はてきとうでいいや。 そういえばコートのポケットはでかくって、たくさんモノが入るからうれしい。スマホも、イヤホンも、財布まで入るからちっこいバッグでも余

          寒かったときのこと、寒くならないと思い出さない

          胃袋まだまだやれるぜ

          朝起きて、即シャワー。昨夜シャワーをサボったから。 髪を乾かそうとしたら、異常に暑くてすごい汗をかいてしまった。真夏を思い出す。いや、真夏はドライヤーのとき冷房をガンガンに効かせているからこんなことにはならない。 11月だし、流石に冷房24度にするのは変だよね……などと思って冷房をかけずにいたらこんなに汗をかいてしまっているんだ。こんな11月はおかしいよ。 ヤクルトを飲んでから化粧をしていたら、まだ汗が止まらない。「あっついあっつい」とかブツブツ言い続けて不機嫌をあらわ

          胃袋まだまだやれるぜ

          江古田(えがお溢れる この街 だいすき)

          「バトー」というお菓子屋さんのキャラメルバタークレープがどうしても食べたくて、江古田駅へ。初めて降りる駅だったし、なんなら西武池袋線に乗るのも初めてだった。 14時から開店するバトーに向かう前に、昼食に「パーラー江古田」でクロックムッシュを食べる。パンと、チーズと、ホワイトソースのこってりした組み合わせがおいしくないはずないもんね。とくに寒くなってきた季節にはぴったりだと思う。 そのあとガチャガチャが大量に置いてある店に行き、お相撲さんの格好をした動物フィギアのガチャガチ

          江古田(えがお溢れる この街 だいすき)

          サニーデイ・サービスみたいな音楽を聴いててもいいんだ、私

          今年デビュー30周年を迎えたサニーデイ・サービスのライブをみるために、横浜ベイホールへ。 ひと月ほど前に友だちが誘ってくれたライブだったが、もともと知っている曲は片手で数えられるほどしかなかった。そんな状態だったもんだから、ここ1ヶ月ほどでたくさん彼らの曲を聴いた。 ライブは3時間、33曲という体力勝負みたいなセットリスト。 そのなかで彼らは、まあ言ってみたらずっと「海辺のレストランでカレーでも食べよう」だとか「甘い缶コーヒー飲みたくなった」とか、あとは愛とか恋とかのこ

          サニーデイ・サービスみたいな音楽を聴いててもいいんだ、私

          キングオブコント2023の狂気がたまらない【全ネタ感想】

          キングオブコントは、毎年平気で最高を塗り替えてくるから本当に怖い。 特に今回は、どこか少しずつ狂ったネタばかりで、個人的にたまらない大会だった。これはもう、感想をしたためないわけにはいかない。 番組と同じくらいコンパクトな前置きで、本題に入っていきたいと思う。 ファーストステージ2年前に自分が書いた「キングオブコント2021」の感想を読み返していたら、全体的に愛の要素を感じるネタが多かったと書いてあった。「面白い以外のなにか」が心に残るようなコントが、とくに高く評価され

          キングオブコント2023の狂気がたまらない【全ネタ感想】

          いつもと同じでお願いします

          通っていたネイルサロンが突然なくなった。 ホットペッパーから掲載情報が消え、電話も繋がらなくなった。予約するすべがないから、もうなくなったことにするしかなかった。 美容院も、ネイルサロンも、初回割引が存在しているのを加味しても、新しいところに行くのはけっこう嫌。いつも同じがいい。 「いつもと同じ前髪でお願いします」みたいなコミュニケーションで成立するのがどれだけ楽なことか。そんなことを考えながら、すこし緊張して店に到着すると、クールでテキパキした印象のネイリストのお姉さ

          いつもと同じでお願いします