デジタルネイティブ

やーっ!これね。本当耳が痛い。教える側が自分の子供時代のイメージを引きずったままだと駄目だよってことね。

インターネットに触れる前と後で、全く世界が変わる。
私はそれを高校生の終わり頃に経験した。
「超凡人な自分でも、日本中いや世界中の人とつながれるのか!!!!」
と興奮したのを覚えている。

逆に言うと高校生までの自分はそんな世界を知らずに育ってきた。まるで経典のような存在の教科書。先生の授業を一方的に聞いてその内容を学んでいく事が勉強。わからなければ塾や参考書で補う。
教科書は淡々としててつまらないし、先生だって教えるのが下手な人もいた。与えられた環境の中で学ぶのが当たり前、だって皆一緒。一緒にしてれば、水面下では足をバタつかせながらも無難に日々が送れた。

けれども今は違う。タブレットやスマホですぐネットにアクセスできる。
そこにはわかりやすいコンテンツがゴロゴロ転がってる。学校の先生よりも教えるのが上手い人の動画だってある。うまくいけばその道の専門家とやり取りだってできる。

それが当たり前だと思ってる人たちの思考は、私とは全然違うんだろうな。
非デジタルネイティブは、もっと強く自覚しないと、危ないなと思った。ネットを使いこなす子とそうでない子の、将来の差は凄まじいことになりそうだ。

「微分積分ってその道に進まない限り大人になって絶対使わないよね?」

当たり前のように抱くこの疑問に納得の行く答えをくれる人は私の周りにはいなかったけど、ネットにはきっと沢山いる。それだけでも十分に世界が変わりそうだと思える。

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一つだけ記事読んで思った。。アナログだって大事だよ、と。
紙とペン。いいじゃないの。それにしかない感触がある。ペンのインクが切れたり、紙の裏にインクが滲んだり、濡れたり日に焼けたりして書いたものが変わったりという体験がある。ペンにはものを書くための仕組みがある。紙にも様々な質感がある。完全にデジタルで置き換わりは、当分しないんじゃないかな。。

ただ、それを表現の選択肢の一つとして知っているのと、それだけしか知らないのとでは、大違いなんだろうな。

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