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今まで本当にありがとうございました!「閉店商法の秘密」

閉店。
ここから連想されるのは、とても悲しい現実です。
売り上げが減り、資金繰りが悪化し、もうニッチもサッチもいかない状態。
ああ、これが閉店か。

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曇り空の下、店舗の外にはのぼり旗がなびいている。
【今まで本当にありがとうございました。惜しまれながらの閉店。閉店セール開催中!】

一度も入った事がない、この洋服屋は今日で閉店か。
どら、最後に一度この店で買い物でもしてやるか。


田舎のショッピング施設の一角にある、スーツ屋は今日も閉店セールだ。
このスーツ屋は明日も明後日も閉店セールを開催している。


閉店商法というものがある

閉店商法とは、店が閉店することを宣言し、在庫処分のための安売りを謳うことにより、店に呼び込む商法である。

驚くことに、この閉店商法はバーゲンセールやクリアランスセールと同じ扱いだということだ。

この終わらない閉店セール(終わったと思いきや新装開店セールを始める)は詐欺ではないのか、違法ではないのか。

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閉店セールの秘密

閉店セールの秘密は私たちの頭の中にある
「閉店セール=店を永遠に閉める」ではない。

閉店セールは今日は店を閉めますよという意味だ。
何をすっとぼけたことを言っているのでしょうか。

友達が、深刻な顔して
「今まで、本当に・・ありがとう。」
(えっ、何死ぬの???)
「えへっ、これからもよろしく!」
(ナンナノコイツ)

と同じくらい腹立たしいことではないでしょうか。


閉店セールは違法?

実は、通常の価格で販売しているのに
閉店セールと言っている店は「景品表示法」に違反している
可能性があります。

景品表示法・・・うそや大袈裟な表示で消費者を騙すような表示をすることを禁止する法律(大雑把ですみません。)

閉店セールと謳って商品を売っている店舗で注意する点は、
「セール時の価格は本当にセール時の価格なのか」です。

もし、普段と変わらない価格で閉店セールとして販売していることがあれば、景品表示法違反として摘発される可能性があります。

しかし、元値がいくらなのかを正確に確認するのは難しいため
摘発される店は少ないです。


鬼おこぷんぷん丸で生きていく

そうなのです。今日も、明日も続く閉店セールはずっと続くのです。

本当に閉店してしまうときは、
「今日も閉店セールやってるよ」と言われて本当に閉店してしまうのです。
なんだか悲しいですね。

近所にある、閉店セールのお店。是非一度中を覗いてみてください。
何か発見があるかもしれません。


新装開店セールののぼり旗が隠れているかもしれません。

鬼おこぷんぷん丸ですね。