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羊たちは叫ぶのをやめたかい

我が夫は欲望のために自らの手を汚すことは厭わない、そういうタイプだ。わたしは自分の手を汚すことはためらってしまうので、皮を剥ぎ内臓を引き摺り出したりするような仕事は基本的に夫に任せている。

料理ね、料理の話。

捌く系の料理以外だと肉を焼くのも上手だ。あとは挽肉を手でこねるのも手が汚れるのでわたしじゃなく夫の料理だ。
夫の作る餃子はうまい。箸がとまらない。包むのも丁寧で綺麗。
シュウマイの回で餃子ほどめんどくさくない、と書いたが実は私はすでに餃子のめんどくささからは何年も前に解放されている。わたしは餃子に関しては焼き専食べ専だ。

この餃子、何が入っているのかわからない、なんの肉かもわからない。でもおいしい。何が入っているのか聞くこともあるのだが、不思議なことに何故かいつも覚えていない。まあ世の中には知らなくていいこともある。

明日はワインのつまみにレバーとそら豆もいいな。

夫は精神分析医ではない。とてもクリーンな仕事をしている、と聞いている。

今日はカニの話じゃない、餃子の話。

餃子のおいしい焼き方

ごま油がアッチアチのフライパンに餃子を並べる
焦げる手前までほっとく
餃子が少し浸かるくらいのお湯(30mlくらい?)を入れて即フタ
水が蒸発して音がパチパチいうまでほっとく
蓋を開けて餃子の表面を乾かしつつ完全に水分が蒸発するまで放置
フライパンをゆする
ごま油を全体に回しかけてゆする
お皿に移す



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