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お家できました。バスルームについて。

お風呂に浸かるのは好きだがこだわりはそもそもそんなになかったし、お風呂はショールームのように箱をセットで買うものだと思っていたので自由度も低いだろうなと思っていた。なのでそんなにいろいろ考えてはいなくて、掃除が楽だと良いな〜くらいだった。掃除しないくせに。
昔から飲み物や本を持ち込んで、ドアを開けたままだらだらと長風呂をする習慣があったので脱衣所をオープンにして扉なしでカーテンで部屋と仕切るようにしたい…と希望を出したところ、それならとハーフユニットバスを提案された。
全部造作すると階下への水漏れが不安だがハーフユニットは箱の下半分セットなのでその心配がないらしい。なるほど。
ということでTOTOのハーフバスtype0を採用することにした。
オーバーヘッドシャワーはGROHE。余談だけどグローエとハンスグローエは別の会社だって知ってた?私は知らなかったので結構混乱した。創業者が親子らしいけど紛らわし過ぎだよ。

閑話休題。
じゃあ上半分はどうしよっか、と。間取りはちょうど部屋の真ん中にお風呂作っちゃおっかみたいな話をしていたタイミングで、そんならいっそとことんオープンにする?いやいや、さすがにシャワーが飛び散るのでそれはNG。それならガラスで囲んだり?うーん、そりゃもう絶対かっこいいじゃん!…とは思うんだけど水滴や汚れが目立って大変そう、と私は及び腰。しかし夫の「俺が毎回最後に入浴して拭く!!!」のゴリ押しでガラスにすることに。
扉無し、シャンプーを置く棚も無し。鏡も設置できるところがないので無し。スケスケお風呂なので一応目隠しに周囲をぐるりとカーテンで囲めるようにレールを付けてもらうことに。と、この辺で私の中でだいぶイメージが出来てきた。

ルーニマーラめちゃかわい〜

うちのお風呂はこれでお願いします、と建築士さんに画像を送った。デビッドフィンチャーのドラゴンタトゥーの女に出てくるマルティンの地下室。フィンチャーの映画かっこいい。こういうお願いはあまり多くないのかもしれないがちゃんと伝わっているだろうか、と心配しつつ完成したのがこちら。

これはこれは、良い感じに猟奇的な仕上がり。建築士さんはしっかり意向を汲んで洗面器はtotoの実験用シンクをチョイスしてくれた。カーテンレールも病院みたいで雰囲気バッチリ。NetflixのTheOAみたいな実験施設っぽさもあるな〜。

カーテンは良いのが見つからなかったので自作。透けないような生地を探すのが大変だった〜。結局重さと透けとのバランスで11号帆布に。16m縫い合わせてかけるくんという塗料で着色。かけるくんすごく発色がいい!長くて重いので裾は軽く仕上がるように同色のパイピング始末。上はカーテンテープという便利なものがあるのですっごく簡単。生地は2万円、染料・他材料で1万円くらいでお安く上がって見栄えも満足。一つ懸念があるとすればこのカーテン長すぎて洗濯機に入らないということ…まあそれはおいおい考えよう。

あれもないこれもないだが、実際住んでみると不便はない。本当に不要なものはなくして初めてわかるね。むしろ掃除楽。実はこれが1番驚きなんだけど、私も無印のスキージーでガラスの水滴だけは取っている!!まじ偉い。私を知ってる人なら何かに寄生されたんじゃないかと思うだろう。まあ習慣としてやり始めればそんなに大変でもない。どうしてもやりたくない時は内緒で一回パスしてるし。家の真ん中にお風呂があって丸見えなので、嫌でも目に付いて結構気になるっていうのもわりかし綺麗に保ててる要因だと思う。
換気とかカビはどうだろうと思ってたけど、むしろ換気は抜群。冬はお風呂を溜めると部屋の加湿にもなる。
とりあえず半年経ったけど心配したほどの問題はなく楽しいお風呂ライフを満喫できてる。
と、お風呂の中よりお伝えしてます。

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