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運動は心と体の活力源! 今日もしっかり体を動かしましょう! レッツエクササイズ!

はじめに

このnoteでは、エアロビックエクササイズについて、定義、歴史、心拍数の種類、種目、効果、メカニズム、エネルギー供給機構、エアロビック能力の測定方法、強度指標、運動処方ガイドラインなどをまとめます。

1. 定義

エアロビックは、酸素を取り込みながら行う運動です。科学的には、「有酸素性に再合成した ATP を消費しながら行う運動」と定義されます。

**最大酸素摂取量 (VO2max)**を高める効果があり、心肺機能の向上、ダイエット、ストレス解消などに効果が期待できます。

代表的な種目としては、ウォーキング、ランニング、水泳、自転車、エアロビクスダンスなどがあり、大筋群による持続的な身体活動が特徴です。

一定時間継続しておこなう運動や身体活動であれば、エアロビックエクササイズとみなされます。

2. 歴史

エアロビックエクササイズは、1960年代後半にアメリカで誕生しました。当初は、心肺機能の向上を目的としたエクササイズプログラムとして開発されましたが、その後、ダイエットやストレス解消などの効果も認められ、世界中に広まりました。

3. 心拍数の種類

エアロビックエクササイズを行う際に、心拍数の種類を理解することが重要です。

4. 種目

エアロビックエクササイズは、様々な種目があります。代表的な種目としては、以下のようなものがあります。

  • ジョギング

  • ウォーキング

  • 水泳

  • サイクリング

  • エアロビクスダンス

  • ステップエクササイズ


5. 効果

エアロビックエクササイズは、以下のような効果があります。

1. 全身持久力向上
心肺機能向上で疲れにくくなる
 筋持久力向上で長時間運動できるようになる

2. 体脂肪燃焼
脂肪燃焼効率アップでダイエット効果
 食欲増進は適切な食事でコントロール

3. 慢性疾患予防
高血圧、大腸がん、糖尿病、骨粗鬆症などのリスクを減らす

4. 脂質異常症改善
コレステロール値を改善し、血液サラサラに
 中性脂肪を分解し、エネルギーに変換

5. 血圧低下
血管を広げ、血圧を下げる
 血圧を上げるホルモンを減らす

6. 血管新生
新しい血管を作り、体の隅々まで酸素と栄養を届ける

7. 精神安定
ストレス解消、不安・抑うつ改善
 爽快感、リラックス効果で心身のリフレッシュ


6. メカニズム

動物の大きさ、発達段階、心臓部位によって、心筋の収縮メカニズムは大きく異なります。

1. 心拍数と収縮速度
 ・
体重の4分の1乗に比例して心拍数が決まり、小さい動物ほど速く拍動
速い心拍数の動物は、1回の収縮にかける時間が短く、収縮速度が速い

2. 活動電位とカルシウムトランジェント
 ・
活動電位:心筋細胞を収縮させる電気信号
カルシウムトランジェント:活動電位によって細胞内に流入する
  カルシウムイオン
速い心拍数の動物ほど、活動電位とカルシウムトランジェントの
  持続時間が短く、収縮・弛緩速度が速い

  • 3. カリウムチャネルと筋小胞体
     ・
    カリウムチャネル:活動電位を終了させる役割
    速い心拍数の動物ほど、カリウムチャネルが開く速度が速く、
      活動電位が短くなる
    筋小胞体:カルシウムイオンを貯蔵・放出する細胞内小器官
    速い心拍数の動物ほど、筋小胞体機能が高く、
      カルシウムイオンの取り込み・放出が速い

4. まとめ
動物種、発達段階、心臓部位によって、心筋の収縮メカニズムが異なる理由は、活動電位、カルシウムトランジェント、カリウムチャネル、筋小胞体などの違いによる。

7. エネルギー供給機構

  • ATP: 筋収縮の唯一のエネルギー源、約8kcal/molのエネルギーを産生

  • ATP-CP系: 運動開始直後からエネルギー供給、1~2秒でATPを使い切る

  • 解糖系: ATP-CP系に次いでエネルギー供給、乳酸を副産物として生成

  • 酸化機構: 持続的なエネルギー供給、酸素を必要とし、二酸化炭素と水を生成

エネルギー供給機構の移行

  • 運動強度と持続時間で供給機構が移行

  • 高強度・短時間:ATP-CP系

  • 中強度・中時間:解糖系

  • 低強度・長時間:酸化機構

要点

  • 運動強度と持続時間でエネルギー供給機構が異なる

  • 酸素の有無で無酸素系と有酸素系に分けられる


8. エアロビック能力の測定方法

エアロビック能力:長時間の運動を続ける体力

測定方法:直接法と間接法

直接法

  • 最大酸素摂取量(VO2max)を測定

  • 運動負荷試験(トレッドミルテストなど)を行い、最大酸素摂取量を測定する

  • 最も正確な方法だが、専門設備や技術が必要

間接法

  • フィールドテスト(シャトルランテストなど)

  • 運動負荷に対する心拍数の変化を測定

  • 比較的簡便だが、直接法よりも精度が劣る

最適な運動強度設定

  • エアロビック能力測定結果に基づき、個人の体力に合った運動強度を設定

  • 運動効果を最大化し、怪我のリスクを軽減


9. 強度指標

強度指標とは、運動の強度を評価するための指標です。運動強度を客観的に評価することで、運動効果の予測や運動プログラムの設計などに役立ちます。

代表的な強度指標

  • 心拍数:1分間の心拍数を測定

  • 運動負荷:運動負荷(METs)で評価

  • 主観的な運動強度:運動者自身が感じる運動の強さを数値化

  • 血中乳酸濃度:運動中に生成される乳酸濃度を測定

強度指標の選択

  • 運動目的や対象者によって適切な強度指標が異なる

  • 例:心拍数は運動初心者や高齢者向け、運動負荷は運動習慣者向け

注意点

  • 強度指標はあくまで目安であり、個人の体力や体調によって異なる

  • 運動中は、心拍数や息切れなどの体調に注意しながら行うことが大切

  • 運動プログラムを始める前に、医師に相談することをおすすめします。


10. 運動処方ガイドライン

エアロビックエクササイズの運動処方ガイドラインとしては、以下のものがあります。

11. まとめ

エアロビックエクササイズは、心肺機能の向上、ダイエット、ストレス解消など、様々な効果が期待できる運動です。自分に合った運動種目を選び、適切な強度で継続的に行うことが大切です。

運動は心と体の活力源! 今日もしっかり体を動かしましょう!
レッツエクササイズ!



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