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Vol.155 真夏のバンコクに戻る

父の命日を迎え、旧市街方面のお寺へタンブン(Make Merit)に行ってきました。昨年同様、街中で売られている薬箱セットを予め購入して持参し、お坊さんに読経してもらう際に渡します。一般的にはお寺や修行するお坊さん達の役に立つものが好まれますが、王室系のこの寺院のように物品に特段困っていない場合は、地域の貧しい人たちや田舎で寄進が不足しているお寺などへ最終的に配られるのだそうです。

ところで今回こちらに戻ってきて、街中でマスクを着用する人は少し減ったように感じます。これには以下の通り、3点ほど最近のバンコク事情が関係しているように思います。

理由1: 暑い
来月はいよいよソンクラーンと夏本番を迎え毎日ものすごく暑く… 特に今年はタイ人もびっくりの暑さです。私も5分おきに「あぢぃ💦」とぼやいていますが、然は然り乍ら毎日この通り頑張って歩いています➡︎

理由2: 空気が綺麗
歩きやすくなったもう一つの理由でもあるのですが、私がこちらに到着した途端に大気汚染が劇的に改善しました。個人的にこれはかなり嬉しい。漸く屋外で思う存分、息を吸えます。

理由3: 外国人観光客が増えた
スワンナプーム空港や街中も賑わいを通り越してカオスが戻ってきた感じです。肌感覚としては中華系の旅行客が増えたでしょうか。少し前まではベトナム、インド、中東の方々が目立っていましたが、最近はそうでもなくなりました。街中で観光客を見る機会が増えて、彼らの多くはマスクを着けないので比率が「薄まった」ように余計感じるのかも知れません。産業界からは今年、少なくとも3,000万人の訪タイを見込む声が上がっています。デパートは食品コーナー以外真っ暗、王宮もワットポーも人はまばらでゆっくり拝観できたコロナ禍の静かなバンコクも今となっては懐かしい思い出です。

2年前のアイコンサイアム
2年前のカオサン通り近く

ただ念のため言い添えておくと、それでも現状のマスク着用率の程度は「少し減った」のが正確なところで、こちらで暮らす多くのタイ人(及び在住日本人)は30度後半の気温にもめげず依然として着用しています。なので「バンコクへ来てみたら誰もマスクなんかしていない。日本はおかしい!」と反マスクの来タイ者が強弁しているのを見る度に何とも苦々しい気持ちになります。確証バイアスなのか木を見て森を見ずなのか… 夕方、仕事帰りの時間帯にパラゴンからセントラルワールドに向けてスカイウォークを歩くだけでも一目瞭然ですが..🤔

まぁともかく色んな分断を生みながらも世の中のコンセンサスとしてとりあえず「コロナ禍はお終いへ」と言う事のようです。お陰様で国境を跨ぐ移動もある程度自由になり、反動でフライトやホテルの価格は高騰しています。こちらの友人たち(タイ人)も久々に日本へ旅行して桜満開の様子をSNSにアップする中、私は反対に夏真っ盛りのタイへ戻ってきた訳ですが、いかんせん毎日暑いのでこの週末はビーチでちょっと水浴びしてきます。マスクが鬱陶しいならビーチウォークに限りますよ?

おまけ
トンローのサマセット向かい、マーケットプレイス跡地にマルシェがソフトオープンしていました➡︎

*******Disclaimer*******
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