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Vol.178 身体性

早めに帰宅した平日の夜は、部屋でテレ東のWBSをよく見ます。

先日、インバウンド特集でタイからの観光客への訴求を目指した地方自治体を番組で取り上げていて、ずいぶん時代も変わったんだなぁと中々痺れました。
ちょっと前まで物価の安い東南アジアを目指す旅は、シンボリックなスタイルだったように思いますが、少なくともバンコクに限ってはいつの間にか立場が逆転してきたのか、街中の物価は上がり続け日本人観光客の影は薄くなる一方、バンコクっ子には安いニッポンが人気の観光地です。この週末にカオサンを歩きましたが、ほぼ日本人を見かませんでした。(ので日本語で声をかけられる機会も減りました..)

旧正月の中華寺院

コンテンツとしてのニッポンがいかに魅力的かについては、こちらのnoteでも度々取り上げている通りで大いに結構ですが、他方で人々のフットワークまで逆転してしまっているとしたら、ちょっと気がかりです。YouTubeなどでも色んな旅先の情報を手軽に入手できる時代だからこそ、バーチャルな情報をインプットしてばかりの頭でっかち止まりなのか、それとも寧ろ興味が湧いてわざわざ足を運んでみるのか、両者の差異は明確になりつつあります。もちろん海外旅行は一例に過ぎず、仕事への取り組み方からプライベートな時間の使い方に至るまで素材は日常に溢れていて、経験してみて気づきに至るプロセスに内在する本質的で圧倒的な差異を意識せざるを得ない場面は、以前より増えたように感じるのです。

と言う訳で、私もそろそろ大気汚染甚だしい南国を出て、雪国で没入して参ります⛷

手触り感が欲しいんだな😏

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