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「死にたい」っていうの気持ちいい#57

3億年ぶりくらいに気分が沈んで、メンヘラ友達に連絡した。

ギャルだった彼女とはもう10年以上の付き合いになるけど、彼女の口癖は「死にたい」。

いつも私が「生きよう」とか「適当にしよう」とか「わかる」とか、ふざけたりして流しながらやり取りしている。

そんな彼女に今朝「死にたい」と送ってみた。「死にたい」をあいさつ代わりにできる関係だから気兼ねなく。

そしたら……。なんて気持ちがいいんだろう。死なないけど、「死にたい」って言えるの、すごく気持ちいい。

メンタル的に落ちた時に周りの意配慮をせずつぶやくとしたら「(死にたくないし死ねないけど)死にたい」だなぁと、改めて思った。

あーだるい、死にたい。好きなもの食べて、しっかり寝て、仕事あって、家庭あって、それでもこのメンタルなんだもの。やりようがない。

自分の機嫌をいくらとっても治らないときもある。しいて言うなら妊娠中のホルモンバランスのせいなんだろう。そんな医療でもどうでもできないこと、一個人でご機嫌とってニコニコできるわけがない。

妊婦に舞い戻って、みんなもっと弱音吐きたいときあるんじゃないのかなって改めて改めて思う。

「幸せの絶頂じゃん」とか、そういう気分の時もあるけど、基本的におなかの中で肉体改造されながら人育ててて、コントロールできない部分が多いから「自分」ごときが機嫌とれるものじゃないんだろうな。

何を言ってほしいわけでもない。そういう時に話し相手になってくれたり、寄り添って受け入れてくれる人がいるだけでいいんだよね。アドバイスもいらないし。

大人になった今、「死にたい」って気軽に言える人がいてよかった。私には、今それがすべて。どうせ、家事も育児も仕事もやる。

あんまり効果なくても自分の機嫌は自分でとる努力もする。

歯車がしっかり動き出したとき、私は頑張る。それでいいと思っている。

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