過去にすがる人。未来を見る人。

私の周りには、自分の過去の仕事ぶりを繰り返し誇らしく語る人がいます。
または、⚪︎⚪︎師といった国家資格を所持しているということで
専門家としての見地と知識を語る人もいます。

その方の過去の経歴は、確かに素晴らしい。
でもね。
その知識、技能、技術は、今この時代を生きる子どもにとって必要なのかな?
時代とともに、必要な知識も技術も、どんどん進化しています。
昨日の自分はこんなことが出来た。
数年前まで、こんなすごい事をやっていた。
だけで、目の前の子どもにどう支援するのか。

場当たり的な支援を行い、将来に結びつくような積み上げを行わず、ただお預かりをして、それで良しとする福祉事業所のなんと多いこと・・・
例えば医療型の放課後デイサービスには 児童発達管理責任者、保育士、看護師、機能訓練士を置かなくてはいけません。が。
置いていればそれで良いということでは本来はないはずです。

過去の自慢話ばかりをする人は、目の前の子どもの未来を見ているように見えない。まして過去の経験を誇りに思う人ほど、新たな知識のアップデートを行わない。発達支援ってなんでしょう?

たまたま、他の事業所を見学すると、代表者のポリシーがしっかりしている事業所と、とりあえず「設けるから」参入したという事業所なんだなというところが透けて見えてきます。それは施設の作り方や採用、そこのスタッフに現れて見えます。完全に私的な感想ですが。

大切な子ども、それも少し支援の必要とされる子どもたちの発達を本当の意味で支援する事業所が増えて欲しいなと願っています。
(というか、そういう視点で参入するのが本筋だと思うのですが)
そのために、関わる人たちは知識のアップデートを行って欲しい。
私は関係ない。過去の実績があるから。
こういう人に自分もならないように、今はとにかく
「人のふり見て 我が身を直せ」の毎日です。


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