人材

社会から必要とされる「ジンザイ」となるために

社会にとっても、それぞれの企業にとっても、大切なのは人材です。

私もこれまで多くの会社との関わりがありますが、結局企業は「人」で決まると思います。


経営者や幹部が、次世代に残すもののについて、よく言われている言葉がありますが・・・

「金を残すのは、下 事業を残すのは、中 人を残すのが、上」

いくら、お金を残しても、使ってしまえばなくなります。

優れてたビジネスモデル、事業を作っても永続的に続く事業はありません。

優秀な人を残しておけば、事業も作り、お金を生むこともできます。

つまり、経営者や幹部にとって大切なことは、人を育てることにある。という格言です。


◆皆さんはどの「ジンザイ」か

仕事に必要なものは、スキルだけでなく、「考え方」「生き方」など人としての基本となる部分がとても大切です。

「ジンザイ」という言葉には、こんな「当て字」をされることがあります。

1.「人財」:文字通り、会社の財産となるような人のことです。自ら主体的に仕事をし、成果をだし、周りにも良い影響を与え続ける人です。

2.「人材」:実績は少ないが、会社と同じ方向を向き、指示・命令にはしっかりと従う人です。これからの成長が期待できる人です。

3.「人在」:ただ、会社にいるだけの人です。俗にいう「ぶら下がり社員」という人です。自分では行動せず、実績もほとんど出さず、今後の成長も期待できない人です。

4.「人罪」「人災」:この2つはほとんど同じ意味で使われますが、自分が成果をださないだけでなく、会社にいると周りに悪影響を与える存在のことです。
  ⇒このような人は、会社としては人員整理(解雇)も考えなくてはいけません。

組織と言うのは、結局は「個」の集まりです。1人1人が、「人財」になれば、それだけ強い組織になります。
逆に、どんなに優秀な「人財」がいても、「人罪・人災」の影響が大きいと、会社は良くなりません。

皆さん自身、素直に、今の自分はどの「ジンザイ」かを考えてみて下さい。

※私自身も、社会にとってどのような「ジンザイ」かを反省しなくてはいけないですが。

自分自身が「人財」となれば、自分の人生にとっても大きなプラスになります。

この考え方を知り、客観的に自分をみれるようになり、皆さんに少しでも気づきがあれば幸いです。

◆具体的な行動紹介◆
1.まずは自分自身がどの「ジンザイ」かを冷静に考えてみて下さい。
2.自分が所属する組織の中で「人財」と言えるべき人は何人いるか、だれが人財に該当するかを考えてみて下さい。
⇒人財だと思う人の考え方、行動は積極的に真似しましょう。

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