「風が吹いたら桶屋がもうかる」という話に学ぶ、サプライズの起こし方
皆さんは、「バタフライ効果」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
アフリカで蝶が羽をはばたかせると、そこで起こった風が、徐々に大きくなり、アメリカで竜巻になる。
というような現象が起こるのではないかという理論のことです。
※気象学者のエドワード・ローレンツ氏が唱えています。
つまり、モノゴトというのは、どんどん連鎖し、小さい変化でも大きな影響を与えることがあるという意味があります。
近い意味の日本のことわざで、
『風が吹けば桶屋が儲かる』という言葉があります。
この言葉も1度くらいは聞いたことがあるんじゃないでしょうか?
皆さんは、風が吹くことで、なぜ桶屋が儲かるか、想像したことはありますか?
【 風が吹いたら、桶屋が儲かる理由 】
少し想像してみてください。
時代は、江戸時代です。
歩く道は、現代のようにコンクリートで舗装などはされていません。
その江戸時代の町で、突風が吹いたとします。
するとどうなるでしょうか・・・・
風が吹いたら、砂埃が舞います
砂埃が舞うと、人の目に砂が入ります
砂が入ると、目をこすります。今ほど衛生状態が良くない時代です。
そんな汚れた手(清潔ではない手)で目をこすると、失明してしまいます。
失明をしても、生きていくために仕事をしないといけません。
江戸時代、失明した人ができる仕事というのは、
①あん摩師(マッサージ師)か
②三味線師
ぐらいだったそうです。
そして、江戸時代は三味線の太鼓の部分を作るのに、猫の皮を使っていたそうです。
猫の皮を使うということは、三味線師が増えると、三味線を作る量が増え、
その分猫の数が減るということです。
猫が減ると、ネズミが増えます。(ネズミにとっての天敵である猫が減るので、反対にネズミは増えます)
そうするとどうなるか、増えたネズミは、暗いところが大好きで、また何かをかじるのが好きです。
そんなネズミが風呂場に入り、桶をかじる。
かじられた桶は使えなくなるので、新しい桶を買いにいく
結果的に、桶屋が儲かる。
とこのような話です。
※ことわざですので、だいぶこじつけのようなこともありますが。
◆「○○○をすれば、自分が儲かる」
「風が吹いたら桶屋が儲かる」ということわざから学ぶことは、
ある事象の発生により、一見すると全く関係がないと思われる場所・物事に影響が及ぶことがあるということです。
人生、何があるか分かりません。どんなことが、自分の人生に影響を与えるかもよめません。
皆さんの行動は、どんなことでも、どこかに、何かに影響を与えているということを忘れないで下さい。
◆人生どこで何がつながるか分からない
「情けは人の為ならず、めぐりめぐって己がため」という言葉もありますが、
「一見関係ないこと」が皆さんにプラスの影響を与えるかもしれないということです。
風が吹いて⇒桶屋が儲かる というように。直接は関係なくても、事象が連鎖して、いろんな影響を与えます。
ただ、行動を変えなければ、何も変わりません。
少しでも自分の行動を変えていくと、その小さな変化によって周りへの影響が変わり、何か起こるかもしれません。
いろんなことにチャレンジする、自分を変化させることを恐れない。そんな人になると、次々と影響の連鎖が起きて、
「想定外」の出来事にも遭遇することが増えると思います。
そんな、ある意味サプライズのようなことがたくさんある人生も楽しいと思います。
◆具体的な行動紹介◆
1.自分を変える方法として、服装やヘアスタイルを変えてみる。
⇒普段着ない色のものを身に着けたり・・・ 見た目が変化すると、周りへ与える印象がすぐに変わります。
2.自分が行った事ない店、場所に足を運んでみる
3.月に1回は人生で初めてのことを経験してみる
⇒食べた事のないものを食べてみたり、今まで興味のなかったジャンルの本・映画・音楽に触れてみたり、新しい知人を作ってみたり・
何か変化することを楽しむ人生にしていきましょう。
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