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最新情報を取りに行こう!

先日、タイミングを作って、「化粧品産業技術展」という展示会に行ってきました。
ホントになんとなくですが、情報を仕入れる必要性をビビッと感じたからです。

どんな展示会か?

化粧品の最終製品というより、化粧品原料、容器・パッケージ、製造過程で使う器具・機械など幅広く展示してました。
異業種参入組や海外勢も多かったです。もういろいろ元に戻ってきたんだなーって改めて感じます。
(単純に元に戻ってるのだとしたら危機的なんですけどねー)

原則写真禁止なので、雰囲気わかる写真出せないです。すみません・・・
化粧品業界というのは、基本的に原価率が低い産業ですので、先進的なことがいち早く取り組まれる傾向があるんじゃないかと個人的には思ってますので、やはり百聞は一見にしかず、いい刺激をたくさん受けてきました。

資料の一部

展示内容は、キラキラしているものから地味ーなものまで様々!

資生堂などの大手化粧品メーカーなどはなかったので、知らない会社がたくさんありました。
容器屋などは、さすが化粧品関係、きらびやかなものや、高級そうなものなど、本当にバリエーション豊かで、こういった容器のバリエーションを知ってるかどうかって結構大事なんじゃないかとか思ってました。
また、有効成分や機能性素材などは、まさに化学物質の展示なので、医薬品やアカデミックな世界と隣り合わせな感じです。
ほかにも、そういったメインの成分を混ぜ合わせて、使いやすい形にする、油脂、乳化剤、粉体などいろいろなものがあり、化粧品というのは、様々な素材を組み合わせて作り上げていく料理みたいなものなんだと改めて感じました。

脱石油・自然素材シフト
(許可とって写真撮りました)

代替素材のオンパレード

写真の例は、プラスチック(PP)容器についてもバイオマス原料を使ったものの展示です。
通常の製品と質感なども全然変わらない感じなのが手に取ってみるとよくわかりました。
PPだけでなく、PET、PEなどいろいろなプラスチック製品について代替素材の展示がされてました。

ただ、それだけではなく、溶媒としての油も、世界各国から調達されている様々な種類が展示されていたり、
有効成分、機能性素材なども自然由来のものが展示されてました。もちろん、素材研究の事業者の展示もありました。

押さえておきたいトレンド

今回の展示会で押さえておきたいキーワード(地方目線で)

  • 自然由来指数(オーガニック指数など)

  • 代替素材

  • アップサイクル

いずれも、サステナビリティーに向けた業界全体の動きが背景にあるんだと思います。
石油等の有限な資源を代替できる素材を世界中から探し出してきて、世に送り込もうという強い意志を感じ取りました。

その一つの表れが「自然由来指数」。そしてその指標を実現する方向に動いているんだと思います。
もちろん、プラスチック削減など他の取り組みも継続していることと思います。
気になる方は、以下のリンクを追っかけてみるといろいろと見えてくるんじゃないかな?

地方の次の手は?

日本だけでなく、世界中の企業が未利用素材や、素材の持つ道の機能を求めて日夜切磋琢磨してます。
でも、そういった企業は概ね都市部にあります。必然的に、彼らの目に止まるものは限られてます。

天草などの地方には、例えば、「おばあちゃんが椿の実の搾かすを昔、シャンプー代わりに使ってたよ」というように、自然界にある様々な素材を工夫して使ってきた文化があります。もちろん、今の時代、市販のシャンプーの方が便利ですので、「そのまま」という訳にはいかないですが、改めて素材として見直してみると新しい価値が生まれてくる可能性があります。
また、今は捨てられているものも、ひょっとすると違うものに転用できるかもしれません。

そういった可能性にかけていろいろと地域の素材の掘り起こしをしてみませんか?
受け入れる口は開いてます!

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