2カ月経ちました:後編
前編はこちらです!!
のまはら学生スタッフの尾山です。
現在は、7月18日に奈良市内の平城宮跡にて開催される「遣唐使船の市 ―奈良マルシェ―」出店に向け、準備を進めています。
2.新しい販売商品の開発
前回の記事の最後で、「黒豆ご飯キット」の試作品を写真で載せていましたが、ついに完成品が出来上がりました!
一見タピオカミルクティー風ですが、黒豆ご飯キットです。黒豆の甘さとお米のうまさを最大限に引き出すために、黒豆の量、白米と玄米の比率にもこだわりぬいた自信作になっています。
パッケージのロゴはのまはらで飼っているヤギの“ココちゃん”をモチーフにしました。ココちゃんのお茶目さを表現したところがポイントです。レシピ付きなので、お手軽に黒豆ご飯が楽しめます。ちょっとしたプレゼントにもオススメです。
パッケージの中には、特製の黒豆ご飯の作り方レシピも同封されています。ぜひ一度手に取っていただければと思います。
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②自然環境保全
話は打ってかわり、マルシェ出店準備と並行して進めてきた活動が自然環境保全です。農園作業の拠点としてお世話になっている「都祁」の自然環境と改めて向き合い、田畑やその周辺の生態系をモニタリング調査し、「生き物図鑑」と題してフォトギャラリーを HP で一般に公開しています。
細やかに移ろいゆく「都祁」の表情をつぶさに観察し、未来に受け継ぐべき地域の魅力に気づき、まずは自分たちがその魅力の虜になること、そしてより多くの人たちと地域資源を楽しむきっかけとなることを期待し取り組みを始めています。
これまでに2回の調査と講師の過多をお招きしての勉強会を1度開催しました。毎回、天候やコンディションが異なり、出会える生き物の種類も変わってきますが、「都祁」の水環境と生物多様性の豊かさにはとても驚かされました!!
国の純絶滅危惧種であるトノサマガエルやアカハライモリが生息できる環境は、もしかするとどんどん減ってきているのかもしれません。これまでの調査では、アメリカザリガニやジャンボタニシのような外来種がほとんど捕獲されず、標高500mを超える大和高原に根付く生物の営みに触れられることはとても楽しい体験です。
地域を足元から見つめ直して、地域おこしにつなげる視点から、水の管理をはじめとする農山村の美しい景観を形作ってきた伝統や知恵を学び継承していく。のまはらを通して、学生を始め新たな視点や感性を持った人材が地域に関わることで、これまでの固定観念が解きほぐされたり、ボトルネックが解消されていけばいいなと思っています。
まとめ
マルシェ出店と自然環境保全という2つの大きな柱に続き、次なる目標は9月上旬に開催される災害支援キャンプの開催運営です。2018年に始まった災害ボランティアの基礎知識を楽しみながら学ぶことができるこのキャンプは今年で4年目を迎えます。暑い夏に負けず、熱中症には気を付けながら頑張っていこうと思います。
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