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サイパンに来てマスクをはずせた話

語りつくされていることかもしれないが


海外に出て、やはり考えてしまうのは、日本におけるマスクの事です。

ロングスティになるので、旅じたくの際も、持っていくマスクの数を計算しながら、「現地調達できるだろうか」などと考えながら、自分に合ったマスクを多めにパッキングしてきました。

サイパンに到着した5週間ほど前の時点では、スーパーやレストランの店舗前に「MASK OPTIONAL」(マスク着用は各々の判断で)と書かれた張り紙が店舗の入り口に張り出されていたのですが、現在はその張り紙さえ、あまり見かけなくなりました。

店舗の入口においてある、手指消毒のための除菌剤さえも、補充されていなかったり、見かけなくなってきました。

当然のことながら、飲食店内には「黙食」などという、興ざめする張り紙はなく、みんな楽しそうに食事をしています。

先日、スーパーの店舗内でマスク着用の状況をランダムにカウントしたところ、装着率は約10パーセントといったところでした。

レジの担当者や接客する機会の多い人は、個人の判断でマスクをつけているようです。

屋外に関していえば、日中の最高気温が30度を超えるところですので、誰もマスクをしていないといっても、過言ではないと思います。着用はむしろ、危険であると思います。

わたしはサイパンにきてから、ポケットにマスクを持ち歩き、屋内で混雑する場合のみ、その場の判断でマスクを着用するようにしています。着用する機会はあまりないことから、日本から持ってきたマスクはいっこうに減りません。

日本では「各自の判断で」というのは、難しいのか


日本政府も屋外でマスクの着用や、屋内であってもソーシャルディスタンスを保ち、会話を伴わない場合は、マスクの着用は必要ないとの見解を示していますが、通りを歩いている限り、あまり変わっていないように見受けられます。

わたしも、すいている乗り物の中で、マスクを着用せずに、黙って着席していたところ、自分よりもさらに年配の女性に注意を受けたことがあります。

「一部の日本人をこのような行動に駆り立てるのは、いったい何なのだろう」と、自問してしまいました。

このような「おせっかい」な人たちの活躍にもかかわらず、コロナ感染は数回のピークを迎え、ウイルスは変異し、弱毒化し、新たな新薬や治療法の開発により、収束の方向に向かっているように見えます。

それなのに日本人だけマスクをはずせない

日本には科学を超える何かがあるのでしょうか?





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