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25歳で、北海道から高知に移住し、起業したわけ。

よく聞かれる、なぜ20年生まれ育った北海道から何も繋がりがない高知県に移住し、さらには、フランスの大学を卒業し入社した外資系の大手IT企業の会社員を辞め、高知で起業までしたのか?その質問に答え、高知の好きなところ3つピックアップしてみます。

川も海も山も、ぜーんぶ身近に。

満点の星が降り注ぐ下で、寝袋でおやすみできます。北海道にいた時はヒグマに襲われる危機感でいつも集中して星を見れなかったのですが、高知ではもはや永遠と地べたに寝っ転がって星を眺めることができます。隣で牛がもぉ〜とないていてものんびりです。川も本当に危険だから入ってはいけないと小さい頃から言われて育ったけど、高知では子供から大人まで川で遊んでます。泳ぎ方がわからない私を見て、かわいそうと言わんばかりに。生きる力が強く素晴らしいです。海もしゃっこく(冷たく)なくてあったかいのも感動。

高知県須崎市の安和海岸

そして、北海道では運転を1、2時間ずつはしないと海も山も川も1日で全部楽しむのは難しかったのですが、高知だと20分ずつ運転したらある程度手軽に全部堪能できてしまうことが驚きです。ここに会社を立てれば、アメリカの大学のキャンパスライフや大手IT社員のような自然と融合し勉強や仕事ができる生活を提供できるのではと思い、気づいたら会社設立までしてました。

私たちが住む元空き寺のお家

食材も全て高知県産で揃えるのも難しくありません。栄養バランスの整った新鮮な食材を毎日堪能できます。郵送時間が短いからか、魚も野菜も新鮮度が凄っく高いから味蕾が生き返ったと思っています。

目の前に広がる海で釣りたての魚をお料理
私が移住した高知県須崎市野見湾
野見湾のカンパチの養殖業の見学

独自の伝統的なナイトライフが充実

西欧文化の影響を受けたDJクラブパーティーではなく、高知ならではの「おきゃく」という飲み会/ホームパーティーを楽しめます。ここなら、私が大好きだったヨーロッパの大学の学生生活を、おばあちゃんになっても永遠に過ごせそうです。よさこいダンスを年齢、国籍、性別関係なくみんなで仲良く踊る姿にも強く強く感銘を受け、ここなら私も延び延びと生きていけるかも!と希望を見出しました。みんながホームパーティーで手作りご飯を持ち寄る姿もまるでヨーロッパの学生生活を思い出します。東京で会社員を始めて以来、街のど真ん中のかちっとした飲み会が増えて温かみがないなーと悲しんでいたところに、見出した希望でした。

高知人とフランス人の住民でコラボして開催したおきゃく会

週末はマーケットで生産者さんとおしゃべり

これもパリを思い出しましたね。日曜日になると朝から高知城までなが〜く連なるマーケットが。。。300年以上も続いているらしい。いろんな人とおしゃべりし練り歩きながら買い食いができる、素晴らしい空間。北海道の小・中学校で、「買い食いはいけません」と言われて育った私は、やっと堂々と食べ歩きできる!と毎週ワクワクでした。何よりも素晴らしいのが、地元の生産者さんやアーティストさんとたくさん繋がれること。

高知のみなさんコミュニケーション能力がとても高いので、お話に引き込まれてしまいます。日曜市は少なくとも2時間は滞在しないと、時間が足りません。高知は外を出歩くだけで、満面の輝くような笑顔に遭遇します。

皆さん、本当にパッションをのせて話し、相手の心を掴み、心を動かす能力に長けていらっしゃるので、若手起業家にとってプレゼン能力向上のための勉強になります。

高知の日曜市へ。ニューヨークのお友達と。


もっともっと好きなところはありますが、まずはわかりやすいところから3つ挙げてみました。

食の分野で高知から海外へと活躍される尊敬する恩師が、2年前に私を高知の野菜と肉と魚が詰まった倉庫に泊めてくださったところから、高知の素晴らしい方々とたくさん出会い、たくさんのご縁に恵まれ、今に至ります。本当に高知大好き、感謝感激です。私は旅人なので、自分の選択でこんなに長く留まった場所は高知が初めてです。

まとめると、高知が好きすぎて納税したかったので会社まるごと高知になったということです。

北海道もいいところですが、高知には私が経験したことがないまた違った良さがあって、私にはすごくマッチしました。私の友達で、逆に北海道に移住した方もたくさんいます。そんな感じで、みんなで「人の産地間交流」を行って、いろんな日本の地域が盛り上がる予感がしています。

様々な場所を旅するノマドたちが色々な新しい風を運ぶと信じています。


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