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鬱→退職→起業→愛を叫ぶ(2023年)

今年のクリスマスは、アメリカにいる。去年のクリスマスは、ニュージーランドにいたのに…。
この1年間での心の変化があまりにも劇的で感慨深く思い、文章に残すことにした。

2023年のハイライト

鬱状態からスタート。新卒入社した会社を3ヶ月で休職し、6ヶ月で退職届を出す。高知県須崎市で起業し、ノマド誘致事業と空き家活用を始め、大切な人に愛を叫んだ。

1月
鬱診断をもらって、休職中
ニュージーランドでバンライフ

2月
須崎市のビジネスコンテスト最終選考に出場

3月
東京⇄高知を車で往復しながら、ノマドライフ

4月
須崎市でノマド誘致事業開始

5月
大手IT企業の会社員を引退

6月
須崎市で起業
人口250人ほどの漁師町にある空き家再生開始
須崎市で生成AIアイディアソン開催

7月
須崎市の政策アドバイザーに就任

8月
台湾、インドネシアでノマド視察

9月
須崎市でビジネスコンテスト開催

10月
26歳になる

11月
大切な人に愛を叫ぶ(入籍結婚はしない)

12月
アメリカのシアトルへ

2023年は、人生の大転換期。

考え方がガラッと変わってしまった。

元々はノマドとして、

旅する分のお金だけ稼いで、自他共に楽しく生きていければ満足だった

「ノマド」とは、遊牧民という意味を持つ言葉であり、現代では特定の場所に縛られず、定期的に場所を変えながら生活をする人のこと。コロナがきっかけで、インターネット一つでどこにでも働けるようになったことにより、世界中でノマドをする人が増加した。

🇪🇸🇫🇷🇬🇧の仲間と、アメリカにて。


ノマドとして2022年もヨーロッパ、アメリカ、中東を6ヶ月かけて旅をし、2022年10月日本に帰国したが、着いた週には、もうすでに出国したかった。

いつまでもコロナの厳しい規制を続ける日本は、私にとっては居心地が悪く、できる限り早く出国したいと思った。

人がいないジムでも、地元北海道の雄大な自然の中でも、「マスク着用」と強制されて、殆どの人が何も議論せずに応じる。

人々が、考える余地なく強制されることが当たり前になっていく気がした。

恐ろしいのは、マスク着用を求める方々に、
なんでですか?
マスクの効果を教えてください
と聞いたら、誰も答えないこと。

「ルールはルールなんです。」

あー、それね。どこかで聞いたことある!学校だ。何百回と聞いた。それで答えになってると思うの?そう言っている先生は、自分の頭でちゃんと考えて、納得して、説明しているつもりなの?

義務教育のトラウマが蘇る…。

黙って言うこと聞くだけの、
与えられた草を食べるだけの羊には絶対になりたくない。

私は、自分にとって最高の草原を求めて冒険を続ける羊になりたい。

最高の環境を探し放浪を続ける羊🐏


そう思って、ずっと生きてきた。

何百回、何千回、何万回と戦い続けたことを精神科医に伝えた。
鬱診断をもらった時、まったく驚かなかった。
悲しくもなかった。

そんなとき、

無料ニュージーランド往復チケットが当選


だから私は、
去年2022年12月25日のクリスマス、
ニュージーランドに飛んだ。

ニュージーランドの北と南の島を、1ヶ月間かけて、見ず知らずのマレーシア人、オーストラリア人と車で旅するのは、この上なく楽しかった。

日本から持参した調味料で日本食を振る舞う

初対面の人と、異国の地で、
人生初のバンライフ


私にとって恐れや不安は1ミリもなかった。
一番怖いのは、日本に帰国して、また鎖国時代を体験することだった。

正直、ニュージーランドで起業したりノマドライフしたり歌手になることも誘われたけど、

でも、一旦、日本に帰ることにした。
なぜかと言うと、

実は数ヶ月前に応募していた…

高知県須崎市のビジネスコンテスト

の最終選考に残った

と聞いたから。

頭に真っ先に浮かんだのは、高知県須崎市のみなさん。
せっかく選んでもらったのに、断るのは、義理に反していると思った。

どこに行っても一風変わり者と言われる私を、恐れなく心から温かく受け入れてくれた優しい人たちだったから。

須崎市に必要とされるビジネスを考えるには、しっかりヒヤリングする必要がある。

そう思って、ニュージーランドで学んだ「バンライフ」をすることにした。

車中泊ならば、
①宿泊先
②移動手段

とヒヤリングに必要なことが両方手に入ると思った。

ちなみに、高知の2月は雪降るし寒い!

須崎市は一泊4000円〜と長期滞在するにはなかなか高い。電車やバスでの移動となると、本数が少なかったり、一回の運賃あたり500円くらいするので、色々回ろうとすると効率的にヒヤリングができないのだ。

そこで、高知県の大川村という日本一人口が少ない村で、Ekスポーツという軽自動車をいただき、
須崎市でのヒヤリングを始めた。

地元で大人気の喫茶店のある日のお昼ご飯
お魚の市場訪問

ホームパーティーにも呼ばれながら、色々な方に会った結果、気づいたら須崎市が大好きになっていた。

2週間、本気で準備して取り組んだビジコンだったが、結果は優勝に届かず...。

出場者は、
高知県産のお茶を世界に広めようと努力されている方であったり、

高齢者と子供が一緒に滞在し助け合う空間を作りたいと奮闘されている方であったり、

日本一釣りに優しい須崎市の釣りガール代表として、須崎市発の釣り具ウェアを作ると意気込んでいる方であったり、

私が釣りを初体験したのも須崎市🎣

みんな須崎が大好きで、須崎のためを思った事業をされていて、本当に素敵だと思った。

本当にすべて応援したいものしかなかった。

結果に満足した私は、須崎は大好きだけど、やっぱり情熱は地元民には敵わないよね。

須崎市で事業をするべく、空き家も探してはいたが、なかなか見つからず、断念。

そう思って、翌月の3月上旬、須崎を出た。

車中泊で、高知県から東京へ北上

長野県でお花見ノマドワーク


日本中の色々なコミュニティを回って、たくさん勉強して、とっても楽しかった。

でも、どこへ行っても須崎市のことを忘れられなくて...

どんなに魅力的な場所でも、最終的に考えていることは、
「私だったら、須崎市でこうするなー」
とかそんなことばっかり。

4月下旬には車で須崎市に帰ってきていた。

須崎市で、ノマド誘致事業がしたい!

覚悟を決めたタイミングで、理想の空き家も見つかり事業を開始。

5月末には、正式に会社員を辞めて、須崎市の事業にフルコミット。

空き家の掃除を開始し、そこにノマドや起業家を誘致する事業を始めた。

6月14日に住民票を須崎市に移し、6月15日に須崎市で起業。

須崎市に感謝しているというだけでなく、須崎市の市長も好きだから、

須崎市で納税したいという思いがあったので、
ウキウキした気持ちで、北海道から住民票を移した。

6月末には、須崎市と共催で生成AIアイディアソンを実施させていただいた。

最初のイベント。
台湾、フランス、アメリカからも集まった。
海が見える元空き家の住処

ありがたいことに、
7月には須崎市の政策アドバイザーに就任させていただくことに。

8月は、須崎市でのアイディアソンに参加してくれた台湾人の起業家さんと台湾の国立大学の学生たちを訪問しに、台湾へ。

台湾のアーティストインレジデンスの視察

その後インドネシアで、竹の活用やノマド誘致事業の視察に行った。

インドネシアのコワーキングスペースを見学

9月は、須崎市と共催で海辺のビジネスコンテスト、Raveノマドフェスティバルを実施。

須崎市の安和海岸でのビジネスコンテスト
ノマドたちと四国カルストまでドライブ

10月に、無事26歳になった。

宇宙一大好きな男が、私の誕生日に、
出張先のローマから日本に飛んできた。
母国はアメリカにあるので、日本には2週間だけ滞在し、そのまま帰国した。

誕生日に寄り道して会いに来てくれて、
私はとってもとっても嬉しくて、愛おしくて、

手を握って
「一生涯あなたと時間を過ごしたい」
と伝えた。

去年までのノマド時代の私は、基本的に責任を持たない考え方なので、
結婚はきっと35歳くらいにできるかな、子供は多分産むかな〜でもお腹痛いのやだ😖
と思っている程度だった。

でも、私にとって

あなたは世界遺産

と思っていて、
あなたの遺伝子を次の世代に継承したいから、
あなたとの子孫を残すことが
私にとって大きな使命であると確信している

と、彼に伝えた。

高知県の川、いつもとっても綺麗だよ!

須崎市で起業家になり、
責任を持つことの尊さを学んだ私は、

ずっしり深く、正直に、恐れを抱かずに、「」を叫んだのだ。

誰かに愛を伝えることって、
本当に勇気がいること。

涙が勝手に流れるくらい、
身体が震え、心が滲んだ。

人間の感情は、脆くか弱く移ろいやすいと信じていた去年の私を受け止め、
共にトラウマを乗り越え、
痛みを分かち合ってくれて

ありがとうね。

宇宙一大好きで、宇宙一信頼しているよ。

子育てまで覚悟を決め、
心の奥底から愛を叫んだのは、人生ではじめてのことだ
と、両親とおばあちゃんに伝えた。

でも、入籍するつもりもないし、
私たちの関係性は結婚というラベルを貼ったからと言って特に何も変わらない。
だから、今のところは、何も手続きはせず、そのままにしておこうと思っている。

そして、今年のクリスマス。

私は、今アメリカにいる。
去年は、ニュージーランドにいたけど、
今年はアメリカ。

去年の私は、日本の現状が嫌で脱出した。

でも、今年は違う。

須崎市という看板を背負って、現地起業家たちと須崎市の事業をもっと良くできるように議論したり、
彼の母国で彼の家族と友達に挨拶をしてまわり、クリスマスを共に過ごし、
現地のカルチャーを勉強する刺激的な日々を過ごすために、

ここにいる。

彼と一緒に。

覚悟と情熱を胸に。

須崎市のゆるキャラしんじょう君とシアトルのテック企業訪問中。

愛するコミュニティ、
愛する人がいるということが、

いかに心を豊かにするのか、
いかに安心と責任感を与えてくれるのか、
いかに感謝してもしきれないことなのか。

それを学んだ1年でした。

2023年、ありがとう。

シアトルのオフィスで、しんじょう君をさがせ

皆さん、クリスマス楽しんでくださいね🎄

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