実行に移さなきゃ意味がないことに気づいた男
珍しく定休日に朝九時に起きた。
それから二度寝して十一時に起きるという謎行動もあったが、今日は調子が良く、課題をするモチベーションが高い日であった。
だが、起きたては特に怠さが高まっているときなので、動画や音楽でも聴きながら、ゆっくり体を起こした。
そして、何かとコンディションがよかったので、三日ぶりに外に出た。
洗濯機を回して、財布とエコバックと家の鍵だけを持って自転車でスーパーまで出かけた。買うものはいつも同じで、ジンジャーエールとアイスボックスだ。気分によってジンジャーエールの種類を変えることもあるけど、今日は一番お気に入りのやつにした。これが俺のマイセット。計百九十円で買える幸せだ。
帰りがけに、銀行で三千円を下ろしてから帰る。この軍資金で一週間を過ごすのである。
最近は暑い日が多く、夏が近づいているのを感じられる。近所の田んぼも水が張っていて、自転車をこぎながらそれを眺めるのが外に出る時の楽しみなのだ。
帰ったのは十四時半だった。早速、労いにアイスボックスとジンジャーエールを開けた。
グレープフルーツ味の氷山にジンジャーエールを注ぐと、ジンジャーエールの辛味にグレープフルーツの酸味が合わさって、甘い炭酸が出来上がる。
炭酸で表面がはじけるのを待って、のども乾いていたので一気に流し込んだ。
一杯目は、すぐに無くなってしまった。すぐさま二杯目を注いだところで、肴を用意するのを忘れていたことに気づく。
いつもなら、PS4かデスクトップパソコンにするのだが、今日は珍しく課題をつまむことにした。
配信のアーカイブを流しながらのながら課題だったが、断然課題の消費は進んだ一日であった。
そして、やる気がない時は、一旦やってみるのが早いということに気づいた。